話題:夢
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「夢を、みた。
カラーで、服の刺繍まではっきりと。
君が結構大人になっていて
可愛い人に求婚していた。
幸せそうで、私も嬉しかった。」
小さな生徒にそう語る、カロスの方こそ、いつになく幸せそうだ。
「黒地の服に、銀糸で東洋ぽい竜をあしらって、君はその不思議な色の髪が伸びていて…」
「かっこよくなってた?」
「そうだな。
…しかし、『可愛い人』の方は気にならないのか?」
「だって夢だよ?
お前、人のサイズはいえても、人の容姿、わかりやすくいうの下手だし。」
「む。何を言う。
目は大きく二つと半分、まつげは長い、髪も長い、巨乳、ふかふか、でも他は細身。
きらきら。」
「全然想像つかないってー。」
「むむむ。
そして、絶対、君の事が大好きだ。」
「!!!(///◇///)」
「あ、そこはやっぱり嬉しいんだな。(^∀^)」
「ばっ、ばかー!
夢のハナシだろ!夢の!
つか、もうちゃんと授業しろよ!」
「以前、夢の話をしてくれた(ネームだから、サイトに起こしてはいないかな?)お返しに。
では始めようか。」
解説をして、類題を演習させる。
学んだことを自力で行えるようにならなければ
身に付いたとは言えない。
また、怠ればすぐに回路は細くなる。
おしなべてそうであるように。
解き終わりを待つその間に、
窓から、庭を眺める。
花園の向こうで、主が奥方と連れだって歩いていた。
髪をすくい、手をとり 重ね、後ろから抱きしめて、膝に乗せる。
「らぶらぶ」
口の中で呟く。
夢の中のイツセと同じ仕草。
無意識に覚えた視覚情報の反映だろうか。
それとも、いつか、イツセが両親の姿を学びとるのだろうか。
『鴛鴦(おしどり)夫婦』『鴛鴦(エンオウ)の契(ちぎ)り』『比翼(ヒヨク)の鳥』『連理(レンリ)の枝』
「幸せそうで、本当に良かった…」
「夢にイツマデモ浸ってんじゃネー!わからん!教えろ!」(///□///)°
「やれやれ…」
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フルカラーで大人になったイツセがラブラブしてる夢を見たのでカロスに投影してみた。