棚にぼたを乗せろ!


自分の動き
2019.5.24 11:03
先日、
ある生徒さんの相談に
乗っていました。


その方は、
「自分の動きがどうも遅いんです」
という悩みを抱えてました。


やりたいことは
わかっているのに、
どうしても行動できない、
という相談ですね。


頭でわかっているのに、
体が動かないときは、
自分でも気がついていない深層心理に
「動けない理由」があることが多い。


なかでも、
「恐れ」という感情に
支配されてしまっている
パターンがほんとうに多いんです。


その方の場合、
見込客にアポイントを
取ろうとするときに、
ブレーキがかかってしまうという
状態でした。



いろいろ掘り下げて
聞いていくと、

過去に、
自分の商品を売ろうとしたときに、
強く人から拒絶された経験があり、
それがトラウマになっていた
ということなんですね。


それは
10年以上も前の話です。


しかし、
過去のその痛みを
体はしっかりと記憶しています。


だから、
今、アポをとろうとするときに、
その体の傷が反応してしまって、
最後の最後でアポイントの連絡を
とれなくなってしまっていたのですね。


これは、
「過去にできた心の傷が、
 体にも刻まれ、
 その痛みを繰り返したくないために、
 体が現実を拒絶する」
というパターンです。


ですから、
私はその方に
活動をいっさい中止することを
提案しました。



その方は

「え?」

と一瞬とても驚いていました。



活動をいっさいやめる・・・・


これはあまりに唐突な
提案だったかもしれませんが、

恐れという感情に
支配されている状態で、

どんなにがんばろうとしても、
できない自分に直面するだけです。


動けない自分んを責め、
葛藤し、苦しみが増していくだけ。。。


これは、
ビジネス上の課題ではないのです。


その方の人生の課題なんですね。

人から拒絶された過去の痛みを
見つめ直し、
受容、肯定するという課題です。


この人生の課題に
取り組むことこそが、
彼にとってまっさきに
取り組むべき課題なのです。


その意図が
どこまで彼に
伝わったかはわかりません。


最後は、少しだけ
すっきりしたと
言ってくださいましたが。。。



ビジネスの課題は、
ビジネス上の活動だけを
扱うだけでは解決されないことが
あります。


人生におけるテーマや
自分自身の課題に取り組み
完了していくことが、

結果的に、
ビジネスを推進できない状態を
突破する大きな鍵となることも
多いんですね。



1ヶ月後に、
生徒さんからの経過を
シェアしていただくことに
していますが、

きっとうまく完了し、
ビジネスをばりばり
再起動させていることを
祈りながら・・・。


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