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50000hitフリリク更新しました


こんばんわどうも夕菜です。
あとがきでも懺悔しておりますが、遅くなった50000hitフリリクを1つアップしました。
まだ、あと2つ残っています。すみません…
絶対ちゃんと書きますので!

どうかリクエストしてくださったお姫様達が、まだ雲獄を好きでありますように…!!!!



本日5月13日は母の日でしたが、皆様何かされましたか?
我が家は前日に外食に行き、韓国化粧品を少々プレゼントし、本日はお料理を手伝いました^^
一番最後のは毎日やれよって感じですが、まぁいいのです! |・ω・)ノ



そういえば最近、というかここ2週間、

@プリGにハマっていましてですね。(唐突
しかも、かっこいいプリーモじゃなく、変態限定なのですが。
変態プリーモ×イケメンGさまって美味しくないですか?(^p^)
某ツナ獄漫画サイトさまのとんでもなく脱ぎ癖が酷いプリーモを見てたら、
「どうしたの、プリーモってそんなキャラじゃないよね?え?変態プリーモを軽くあしらうG様?ナニソレおいしい。全裸でマントだと…!!?とんでもねぇ変態だ。いや、妖精か…?!で、結局プリーモってすぐ脱ぐの?何が正解?全裸が正解なの?それって常にフル勃●?それとも横たわっているの?何が正しくて私の頭がおかしいのは正解だよ。これが公式だったら、私萌え死ぬわどうもありがとうございました。」(混乱)
という状態に陥りました。ハイ、もう駄目です。
しかも獄ツナを読んでいて分かったことは、『受けらしく振舞っているけど夜は凄いぜツナさま×自分を攻めだと信じて疑わない獄寺』だと思いながら読めば大抵空間を捻じ曲げて読めることが判明いたしました。そうなると、世界が広がる…!!

Aギンサン(海賊)に胸を打ち抜かれましてね。(また始まった
ギンサンって鬼畜攻めでも、崇拝攻めでも、敬語攻めでもおいしいんですけど、
とにもかくにも、忘れられないweb小説がありましてですね。
普通ギン→→→サンだと思うのですが、どっちかというとギン←サンみたいなイメージで、
ギンは「サンジさん」って呼ぶし、言葉は乱雑じゃないけど敬語は使わないし、
鬼人って感じがちゃんとするのに、鬼畜攻めとかグロくもなく、
ただ、普通にエロなんですけど(←?!
すごく原作に忠実だなって思いつつも(もう私の記憶の原作が狂っている恐れは十二分に有り)
最後の最後に、ギンがサンジに向かって「……アンタ、筋金入りのMだな。」(うる覚え)
みたいな台詞を言うんですけど、
え、今なんていった?サンジさんに向かって暴言?
さっきまで枯れ果てていたこの男が!?天使のようなサンジさんに向かって暴言!!?その吐き捨てるような台詞、アンタ何様!!!?………そして、何この胸のときめき!!
ギンってそんなカッコいいキャラでしたっけ!!?
イケメンオーラばんばん何ですけど!!!
うわぁぁぁぁぁぁ、すきぃぃぃぃっぃぃぃぃ!!!
ギンって本誌があまりにも汚い(コラ)からなのか、なかなかギンサンには巡りあえないんですよね。
この台詞のギンサン読んだことある人に会いたい。そして神は私を一体どうしたいのだろうか。

Bコナンはさー、やっぱり蘭ちゃんだと思うんですよ(何か新種が始まりました)
キッドには青ちゃんいるけど、それでも蘭ちゃん中心がいいんですよ。まあ新蘭前提で。(え、)
あの、ともかく私は新蘭がいいのです。新蘭推しです。
原作の話ですが、コナンのいいところは、
新→←蘭で
平 ←和で
快→ 青
高→←佐←他
真→←園→他
みたいな関係じゃないですか?(3番目は記憶が怪しい
なんていうか、十人十色というか、なんというか。
好きな構図でお楽しみください。みたいな。
うん、まだBLにする勇気はない。でも好き!><



はい、異常です!以上です!!
今から和姫様宅に土下座しに行ってきますGood luck !!



以下拍手お返事

>ミオさま
こちらこそこちらでははじめてです!
わざわざ、拙者宅まで来てコメント頂けるとは思っておらず…非常に嬉しい限りでございます。ありがとうございます!!><
雲&船長誕終わってしまいました。二人とも愛してる!!
ガチ攻め船長と初雲獄ですが……あれだけ(年下船長に)お膳立てされても、彼らはまだヤれない。いやむしろヤり方を知らないくらいでも私はバッチOKです!(何言ってるんだ誰も聞いていないのに…!!
妊娠ネタも好きということで、どうもありがとうございます^^
またぼちぼち更新いたします☆
このたびは拍手コメントありがとうございました!!


あ、そろそろ拍手お礼の中身変えないといけないですね…。


非常識な隣人2

 

 

「隼人、今のは僕の聞き間違いか何か悪い冗談かい?」
「っ!!」
そういって顔ギリギリに投げつけられたのは、愛用のトンファーではなく、英和辞書。
(こ、こんなの、好きな女にやることじゃねぇ…!!)

当たりでもしたら、間違いなく顔が潰れる勢いで飛んできた辞書に、
一瞬、恭弥の怒りは嫉妬からくるものかも、と思ったがやはり違う。
これは、単なる怒りだ。おもちゃを取られた子供のような。やっぱり俺の事は好きでもなんでもなかったんだ…!!

「きょ、っ!!」

話し出そうとした獄寺の顎を、雲雀の片手が捕らえ、開いた口を閉められる。
「ぐっ、ぅ…!」
「あれだけ大人しく僕に抱かれておいて、沢田と付き合うだって?僕を馬鹿にしてるのかい?」

完全に目が据わってる。
閉められた顎が、とてつもなく痛い。

「あれだけ毎回好きだってうわ言のように言ってたのは、僕を沢田にでも重ねて見てたのか?」

俺が、恭弥に好きって言ってたのか。
確かに、俺は恭弥が好きなんだろうけど、まさかそんな不毛なことを口走っていたとは。無意識とは恐ろしい。
それに、お前を10代目と重ねて見るなんて、そんな恐れ多いことする訳ないだろう!

とりあえず何か反論しなくてはと思い、両手で恭弥の腕を掴むがびくともしない。
まさか、ここまで力の差があるとは思っていなかった。


「その度に『好きだ』と返した僕の言葉を、キミは沢田からの愛だと思って受けていたの?それとも馬鹿な男だとでも思ってせせら笑ってた?」

………なんだって?


「これだけ分かりやすい位置にキスマークまでつけたっていうのに、告白してきただって?
キミも許せないけど……まずは沢田だな。殺してくる。」


そう言って、掴んでいた手を思い切り振り子にしてソファーに横顔から叩きつけられるように投げ捨てられる。

「ってぇ…、ちょっと待て恭弥!!」

強い衝撃に頭がグラグラして焦点が合わないが、形振りなんて構っていられない。
このまま行かせてしまったら、10代目は血祭りに上げられるのは確定だし、俺との縁も切られてしまう。
それだけは、嫌だ!

「お前、俺のこと好きだったのか!?」
「……だったじゃなくて、今も好きだよ。」

馬鹿なこと聞くな、と言いたげに此方を振り返りもせず戸口に向かう恭弥に、何も考えず思い切り叫ぶ、
「じゃぁ、俺と付き合え!幼馴染じゃなくて、恋人になれ!」
「……………………ちょっと待って話が見えない。何、沢田はもういいの?」


怒りがどこかにすっ飛んだ様子の恭弥をもう一度定位置に戻し、
よく分からない、と言ったので10代目が殺されないよう、事細かに説明する。
詳細はこうだ。

10代目が「雲雀さんに、俺に告白されたから付き合うって宣言してみたら?」と提案してくださったのだ。もちろん、それは俺が恭弥の何人もいるセフレの中の一人だったら嫌だ。と言ったから、なんだけど。
恭弥が10代目と付き合うことに対して怒ったりすれば、俺のことを渡したくないっていう証拠だから、そのまま俺から告白すればいい、と。
もしも、恭弥がなんでもないように、俺のことを10代目に引き渡すのであれば、それは本当に俺のことをなんとも思ってなくて、単なるセフレとしか見てないのだから手を切れ、と。

「そういう訳だったんだ。」
「ちょっと待って、何人もいるセフレの中の一人って何の話。」

「え、山本はセフレが何人もいるから、恭弥もそうなんだろ?
っていうか、俺の事好きなら全員と手を切れよ。」

そう言った獄寺に、「馬鹿な子」と言って綺麗に笑った後、獄寺の横っ面を引っ叩いた。

「〜〜〜〜ってぇ!!」
「馬鹿じゃないの!隼人以外にいる訳ないだろ!っていうか僕をなんだと思ってるんだ!」

殴られた頬を自分の手で押さえるが、すごく熱い。絶対手形が残ってる。
っていうか恭弥がブチ切れている。

怖い。

「僕の好きっていう言葉は、買い言葉に売り言葉だとでも思ってたの!?」
「あ、いや……最中は気持ち良過ぎて、意識殆ど飛んじまってるから覚えてねぇんだよ……。」

そういって真っ赤になっていしまった獄寺に、雲雀の怒りも消沈する。

(この子、どうしてこの空気の中でそういうこと平気で言えるんだろう。)
「………」
「俺、恭弥に好きって言われたこと無いと思ってた。」

続いて、しゅんとしてしまった獄寺に、

「……分かった、よく覚えていられるように、今日からは注意して抱くようにするよ。」
「うん。」

折角、夜用の顔で囁いていったのに、
赤くなるどころか満開の笑顔で頷かれてしまっては、もうどうしようもない。


非常識な隣人

「で、もし僕が沢田のところに行けって言ったら、どうするつもりだったの?」
「そのときは責任とって、俺と付き合おうって10代目が!」
「へーぇ、」


「って聞いたんだけど。覚悟できてるよね?」
(ひぃぃぃぃ、獄寺君空気読んで!!)

 



END

 


あとがき、という名の懺悔


和姫さま、50000hitフリリク参加どうもありがとうございます。
そして、多大なる放置、どうも申し訳ございませんでした。
本当、すみません。もうどれだけ放置していたのかすら分からないほど置きっ放しにしていてごめんなさい。

当初頂いた
雲♀獄←ツナで、「ツナに告白されて、雲雀に別れを告げる獄寺」というリクを、
雲獄←ツナと間違えて一本書いてしまったが故に、全く思いつかず「なーにやってんだ私、」と(_ _ )

一応、幼馴染設定にしてみましたが、
ツナの告白というよりも「俺と付き合って。」は「俺の作戦に付き合って。(棚から牡丹餅待ち)」みたいな構図になりました。

結果、シリアスではなくギャグです。あくまでも。

本当、すみません。
何と言ったらいいか、謝る以外にないです!すみません!

もしもしもし、こちらの文字でよろしくれば
和姫さまに限りお持ち帰りください><
書き直し、別リク追加、なんでもお応えいたしますので、なんなりとお申し付けください!!

 

夕菜

 

 

非常識な隣人


「おはようございます10代目!!」

春になりかけの3月半ば。まだ北風が寒い季節。
真っ赤な鼻をした獄寺くんが、今学期最後となる授業に出席するため、教室に入ってきた。

「おはよ、獄寺くん。」


俺だけに向けられた挨拶に、優越感を感じながら返事を返す。

「今日、異常に寒いっすね!」
「……スカート短くしてるからだよ。」

そういいながら仕度を始める彼女は、凶悪風紀委員が幼馴染ということもあり、
通常では許されない長さのスカート丈でも、大目に見てもらえている。

真っ白な足が、惜し気もなく晒されている太腿は、健康な中学男子には目の毒だ。
これでスカートの中身でも見えてしまえば一発K.Oノックアウトものなのだが、
どれだけ暴れても、一切晒されることのないその甘美な領域は、
流石、幼いころから植えつけられた雲雀さんの躾の賜物としか言いようがない。

「ツナ、獄寺おはよ!」
「おはよ山本。」
「馴れ馴れしくすんじゃねー!」

彼女の美脚に見惚れていると、突如現われた山本。
どうやら朝練帰りなのだろう、寒い北風もなんのその。
ブレザーを着ず、白シャツのボタンも適当にしか留めていない状態だ。
そんな薄着のまま、寒そうにしている獄寺の肩を後ろから抱き、爽やかスマイル装備だ。


鬱陶しそうに山本を押しのける獄寺くんだが、
山本の高体温に、満更でも無さそうな顔をしている。……実に面白くない。

「山本、寒くないの?」
「走ってきたから暑いのなー!」

だったら余計離れろよ。そう思ったが、当の獄寺君自身はそんなこと思っていないようなので、口出しはやめておく。
俺の恋人だったなら、速攻離れさせるけど。


そうこうしているうちに、山本の体温で温まってきたのか、なかなか外さなかった彼女に似合う白いマフラーを外す。


「…………ご、獄寺……それ、目に毒なのなー」

獄寺くんを見て苦笑いをしながら視線を逸らし、肩から腕を外した山本に、
なんだ?と思って首元を見ると、

(うわ……、)

火傷や虫刺されだなんて誤魔化せないほど、くっきりとついたキスマーク。

「え、えっ?」

山本の態度と、自分を見て真っ赤になった俺ににうろたえている。
恐らく、何が起こっているのか獄寺くん自身は分かっていないのだろう。

「な、何……?」

慌てて、身だしなみを確認するが、首元は自分では見えないので、気付かない。
教えてあげたいが……何と言うのが正解か分からず、何も言えない。


「獄寺、首。」

そんな俺を察したのか、気を利かせた山本が、近くの席の女子の手鏡を断りもなく奪い取って獄寺に渡す。

「首?
…………っっっ!!!」

自分で確認した獄寺君も、真っ赤になる。
その反応は、つまりそういうことですよね。

「獄寺くん彼氏いたの?」


友達だから、当然報告してくれるものだと思ってたのに。というニュアンスを含めて口を尖らせる。
本当は、それだけの理由じゃないんだけど。
それにどうせ相手は雲雀さんだ。自分で言うのは情けないが、勝ち目は……ない。

「俺も知らなかったのなー。」

俺に便乗した山本も、当然好ましい顔はしていない。
しかしコイツの言葉の意味は、「どういうことだ説明しろ」と、男として問うている。
つまり醜い嫉妬だ。


「あーぁ、獄寺冷てぇのー」

なんていつもどおりの笑顔と口調で話しているつもりかもしれないが、目が据わっている。

「や、別に彼氏とか、そんなんじゃ……!!」

真っ赤な顔して、必死に否定する獄寺君。可愛い……じゃなかった、
「じゃぁ、それは…?」
まさか、キスマークじゃないなんて言い訳、しないよね?という目で見れば、

「ぁ、あの……これは恭弥に……その、多分昨日……」

真っ赤な顔を伏せながら、歯切れの悪い答えが返ってきたが、
つまり「昨日、雲雀さんにつけられた。」ということだろう。

「多分って?」

僅かな可能性に期待をかけるが、
「俺、その、…………最中のコトはあんまり覚えてられないので、
いつ、どのタイミングでつけられたかまではちょっと……分からないです。」


その多分かよ。
せめて、雲雀さんじゃないかもしれない的な台詞とか、……最中って……

「つまり獄寺は雲雀と付き合ってるのか?」
「っ何言ってやがる野球馬鹿!!別に俺とアイツはただの幼馴染で…!!」

「ただの幼馴染はね、キスマークはつけないんだよ獄寺君。」


そう言うと、真っ赤な顔をさらに赤くし、

「そっそんなことは分かっています10代目!!
ただ、アイツの気まぐれでっ、たまにヤるだけで、
別に付き合ってるとかじゃないんです!!!」

そんなとんでもないことを、朝礼の始まる前、
教室に人がほぼ全員集まっている中で、彼女は堂々と叫んだ。

 

 

 

 

 

+++++++++++++++

 

 

発狂してしまいそうな山本と、自分で叫んだのに全く状況が理解できていない獄寺くんを、
唖然とする女子と、真っ赤な顔で俯いた男子という、
かなり気まずい空気の教室にこのまま居ても状況が悪化する。と、屋上へと引き摺り出した。

「10代目!!信じてください!
俺、恭弥とヤることはヤってますけど、別に付き合っているわけじゃないんです!本当です!!」
「も、もう分かったから!!」

「付き合ってないので、ヤっていはいますが報告もしなかったんです!」
「分かったってば!落ち着いて!!」

報告をしていない=裏切り
とでも頭の中の回路でなっているのだろう。必死に付き合っていないことを強調するが、問題はもうそこにはない。
今は「ヤっている」ことが、問題なのだ。

必死で弁解する獄寺くんと、発狂してフェンスに頭突きをしている山本。
……頼むから飛び降りたりはするなよ…。

「本当、恭弥の欲求を満たすだけで…!
あっ、たまに俺から誘うこともありますけど…!!」

「っっじゃぁ、俺でもいいじゃねーかー!!」
と、空に向かって叫ぶ山本。
俺も、正直山本の気持ちに同感だ。
そりゃ、彼氏でもない男とヤってるなんて、
獄寺君に思いを寄せてる俺らからすれば、理解できないし、なにより雲雀さんが憎い程羨ましい。

「とりあえず、もう分かったから獄寺君。とにかく落ち着いて、ね?」
これ以上、余計なことを言わないでくれ。

「俺、別に裏切られたなんてそんな小さなこと思ってないから安心して?」
「………はい、」

本心を隠した沢田の台詞。とりあえず優しいその声色に癒されでもしたのか、大人しくなる。

「獄寺君はどうして雲雀さんとシてるの?」
「え?………自然と、恭弥がそういう雰囲気にするんで。」

なんだそれ!!
雰囲気だけでヤれるんかい!!


「雲雀さんに『付き合って』とか『好き』とか言われたりはしてないの?」
「そ、そんなこと言われたことないです。」

雲雀さんに言われる想像でもしたのか、真っ赤になって俯く。

「じゃぁ獄寺くんは、雲雀さんのセフレなんだ。」
「せ、セフレ…!!!」
「そう、セックスフレンド。分かる?」
「分かります。山本がたまに家に連れ込んでいる不特定多数の女のことですよね。
確か「別に好きでもなんでもないけど、自分の欲求を満たすためにセックスする相手」のことですよね……あれ?」

そこまで自分で解説して、どうやら気付いたらしい。真っ赤だった顔がどんどん青褪めていく。
可哀相だけど、心を鬼にする。
そして比較対照とされた山本は、「どうして知ってるんだ…」と遺言を残し、そのまま地面に沈んだ。


「じゅ、じゅうだいめ…!!そういうことって、好きな女には普通しないものなんじゃ…!!」
「俺ならそうだね。もし付き合っているなら、毎日「好き」って伝えるし、ましてや付き合ってもいない状態でシたりしないよ。」
「っ、」

やっと結論に至ったのか、
瞳にいっぱいの涙を溜めた状態で、床のタイルと睨めっこしている。

(全く、手の掛かる……)
雲雀さんといい、獄寺君も。

 

「……ねぇ、獄寺君。俺と付き合ってみる気ない?」

 

 

 

+++++++++++

 

 

 

10代目に言われ、どうしたらいいか分からず、授業もなにもかもサボったまま校内をうろつき、
とうとう恭弥がいるであろう応接室の前に着いてしまった。
(ど、どうしよう。)

何て、言ったらいいのか。
(………………………………………………駄目だ。何も思いつかない。もう一周してから考えよう。)

そう思い、もと来た道を戻ろうと踵を返すと。

「隼人、さっきからそこで何してるの。入りな。」


言葉と共に、扉を開けて出てきた張本人。
当然、逃げるなんていう選択肢はなく、そのまま応接室に通される。


「どうしたの。」
「あ、いや……授業サボってたから。」
「ここに来た理由じゃなくて、
思いつめたような顔してる理由を聞いてるんだけど。」


じっと正面から見つめられ、
自分の考えを見透かされてしまいそうなその強い瞳に、慌てて目を逸らす。


「ほら、言いな。昔から隠し事、向いてないんだから。」


本当はもう少し考えて、良い言い回しで話したかったのだが、
自分がどれだけ考えて、言葉を発したとしても、結果を出すのは結局恭弥。
ここは覚悟を決めて、言うしかない。

「あのな、」
「うん。」


意を決して、自分の正面に座った恭弥を見れば、
肘掛に手を置いて、とてもふてぶてしい態度で聞いているのに、
驚くほど優しい漆黒の瞳とぶつかった。

「っ、」
(そーいう顔を、どうでもいい女にするんじゃねぇ!!)

咄嗟に熱くなってしまった顔を背け、
落ち着け。と自分に言い聞かせ、結局そちらを見ず、話を再開する。

そんな獄寺を、(いくつになっても可愛いな。)と微笑ましく見ていることは、
当の本人は全く気付いていない。


「それでな、恭弥。
俺達のこの曖昧な身体の関係、いい加減はっきりさせたほうがいいと思うんだ。俺達、ただの幼馴染だし。」
「あぁ、……まぁそうだね。」

なんだ、そんなことで思いつめていたのか。と、あまり自分にとっては深刻ではない話に、ホッと溜息をつき、「言葉に囚われるのは好きじゃないけど、隼人が気になるって言うのであれば、幼馴染はやめて恋人になろうか。」と言おうとした雲雀の耳に入ってきたのは、

「それに……10代目に告白されたから、お前とはもう手を切りたいんだ。」
「…………何だって?」

予想を遥かに上回る、とんでもない言葉だった。

 

 

 


雲・ル誕更新と拍手お返事

雲誕&ル誕と称して
海賊×復活に、雲獄+ルサン誕生日話を更新しました!
雲雀、船長愛してるよー!!
1日遅れてごめんね\(^0^)/



以下日記

本日はGW最終日ですが、私は出勤です。ちぇ、
つまり私にとってのGW最終日は昨日たわったわけですが、
昨日は毎年恒例の潮干狩りに家族と行ってきました♪

年間行事の中でも一番潮干狩りが好き!(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)

たまたま昨日はハマグリを撒いてくださったようで、大量にGETしました!!
大量といっても家族四人分の網4つ分ですが(*´ω`*)

潮干狩りの後は浜辺でバーベキュー(^q^)
そこでの会話があまりにも衝撃的だったので晒します、↓↓

母「"火拳のエース"って何て読むの?」
父「かけん」
私「ひけん」
妹「え?派遣のエース?」
私「無職じゃねーよ。」

エース馬鹿にすんな( `Д´)/



以下拍手お返事
>莉花さま
雲雀さまも、やはり愛する隼人の父親←
には、なかなか反抗的にはいけないですよね、なんせ結婚もしてないのに孕ませてますから。(笑)
天然隼人の意図せぬ追撃により、雲雀さまは撃沈しております^^
なんという小悪魔(笑)

いつもコメントありがとうございます!><

birthday

※雲獄+ルサン高校生設定です。
四人は幼なじみで、校内でも有名な仲良しグループです。
okでしたらどうぞー!!














5月5日、こどもの日。
世間一般ではGW真っ只中なので学校も会社も休みなハズだというのに、
この並盛高等学校は、都内でも有名な進学校だかなんだかで、休日返上で授業があった。

「あ〜〜っ、もうやってらんねぇよ!」

今年受験のある三年生の講習ならともかく、二年生も授業とはどういうことか。

午前中の授業が終わり、ガシガシと綺麗な銀髪を乱暴に掻いて、
板書を写していたノートを放り投げる。

「ちょっと隼人、お腹好いたからって暴れないで大人しくしなよ。」

真っ白な肌をシルバーアクセで飾る隼人と呼ばれた派手好きな少年とは対象的に、
手触りの良さそうな真っ黒な髪で、黒い学生服を清潔に着こなした隼人と同じクラスの男は、
派手な少年が勢い良く投げたノートをなんなくキャッチして、声変わりした低いテノールで静かに諭す。

「や、別に腹が減ってイライラしてるわけじゃねぇよ。
今日は恭弥の誕生日だってのに、なんだってウチの学校は授業があんだよ!」

赤くなりつつも、「特別な日」なのにどうして。という感情が良く伝わり、
恭弥と呼ばれた黒い男も、少し嬉しそうに微笑んだ。

「でも朝一番で隼人がお祝いしてくれたじゃない。」
「"おめでと"って言っただけじゃねーか。……安上がりな奴。」

「それでも嬉しいんだよ。」

浅く、真っ直ぐに隼人に向かって微笑んだ恭弥に照れたのか、「バカ、」と一言だけ吐いて、
ここが教室だというのも全く気にせず、ポケットからタバコを取り出す。

「隼人……教室だよ。」

駄目だよ。と優しく咎められ、「ちぇ、」と口から煙草を取ろうとしたとき、

「俺の作ったメシの前に煙草吸うとはいい度胸してんじゃねーか。」

ドスのきいた声と共に現れたのは1つ年上で三年生のサンジ。
細身の長身と、獄寺に負け劣らずの光に当たると綺麗に光る金髪。
かなり目を惹く存在の彼が、なぜわざわざ二年生の教室まで来たかというと、両腕に抱えた、弁当を彼等と一緒に食べる為だ。

「おい、隼人。煙草を吸うのは勝手だが、俺のメシの前はヤメロ。」
「うっせーな、まだ火ィつけてねぇよ。」

「ならいい。」

一見いがみ合っているような会話だが、実際はそうではなく、
サンジには鞄から弁当を取り出していて心なしか微笑んでいるし、
獄寺に至ってはニコニコと机の用意をしている。

ただ煙草を教室で吸うのはどうかと思うが。


旗から見れば頓珍漢なこの二人、
校内では美人(男だが)で有名ではあるが、それとともにもう一つ、短気で喧嘩っ早いことでも名が知れている。
そんな短気な二人が、喧嘩もせず仲良くしている理由は、
お互いが兄弟のように思っているからであり、むしろサンジの喧嘩っ早さを見て育った隼人が、それをそのまま引き継いだだけなのである。

(外見は違えど、中身はそっくりだよ。)

そう思うのは幼馴染同士なだけで、その他の外野からしてみれば、
高嶺の花すぎて、そんな内部を見れる輩は一人も居ない。

ゆっくりとお昼の準備をしていると、ドタバタと激しい足音と共に「メ〜〜〜シ〜〜〜っっ!!!」という叫び声がだんたんとこの教室に近づいてくる。

「サンジ〜〜っ!!めしっっ!!」

煩い掛け声と共に、教室の扉を勢い良く開けたのは、隼人や恭弥よりも1学年下のルフィだ。

「珍しく遅かったな。」

そう言って笑うサンジの隣に迷うことなく座り、
「なんか、いろんなヤツに貰ってたら遅くなっちまった。」
と、元気の良い笑顔で返され、確かに良く見ると、彼の手は綺麗にラッピングされたプレゼントでいっぱいだ。

「誰から貰ったんだよコレ。」

そう言ってプレゼントを数えるサンジに対して、
「ん〜〜?誰だっけ?忘れた!!」
と思いっきり言い張る男は、背後にドーーン!と効果音がつきそうなくらい胸を張っている。

それくらい、覚えろよ。とも思うのだが、
興味のあるものはある。ないものは無い。
その区別がはっきりしている彼は、そんな性格をもカバーするほどの包容力とリーダーシップを持ち、
且つ、持ち前の明るさで、彼を憎むものは殆どいない。

「それより、メシだ!!」
「全く……」

そうやって、苦笑して深く追求しないサンジもまた、彼に絆されている人間の中の一人なのだ。

「なぁ、サンジ。今日のメシは何だ?」
「今日は、ルフィと雲雀の誕生日仕様で豪華にしてあるぞ。」

ニィ、と笑って言えば、
「本当か!?」
「本当?」

と二人して同じような返事が返ってくる。

一見、元気なルフィと、大人しい雲雀では似ていないように見えるのだが、
興味が無いものには全く容赦がないところだとか、何も言わなくても周りがついてくるカリスマ性だとか、
一度キレてしまうと、誰にも手が付けられないところ等、性格はそっくりなのだ。

「あと、食後のデザートにケーキもあるからな。」

そう言ってサンジが全てを机に並べれば、嬉しそうに微笑む他3名。

(本当、コイツ等可愛いよな。)
他人には滅多に笑わない3人が、毎昼食事の度に、嬉しそうに笑ってくれるその瞬間が、
サンジとしては料理人冥利につきる至福の時なのだ。

ただ、
毎年欠食児のルフィ、全く家事の出来ない隼人、我侭で美味しい物しか食べない恭弥。
自分は来年卒業してしまうというのに、一体コイツ等はどうやって生きていくつもりなんだろう。と素直な疑問を直接本人たちにぶつけた所、
「よし、サンジ留年しろ!」
と自信満々に返され、ルフィの自慢の麦藁帽子ごと踵落としを決めたのはつい最近の話だ。
(いい加減、自立させねぇとな)
と思いつつも、こうやって誰かにとってめでたいことがあれば、
そのつど完璧な料理を用意するのだ。

自分のことは棚にあげているが、サンジもまた、サンジなのである。


「それにしてもサンジ、
お前今日これ作るの大変だっただろ?」

もぐもぐと、一般人では入れられない量の食べ物を咀嚼しながら伺うと、
「ルフィ、余計なことは言うな。」

ぴしゃりと、サンジから「黙って喰え。」との制止が入る。

そんなサンジの様子に、(あぁ、何かあったんだろうな)と感じた恭弥と隼人であったが、
「何で?なんかあったのか?」

無意識に空気を読んで口を閉じた恭弥とは裏腹に、天然の隼人は、その疑問を口に出して聞いてしまった。

「何でって、俺の誕生日だぞ?
サンジも特別昨日の夜から祝ってくれてるに決まってるじゃねーか。」

さも当たり前、と返すルフィと、
これ以上は何も聞くなと強い視線を送るサンジ。

サンジの表情を見れば、一体ソレが何を意味しているか分かりそうなものなのに、

「徹夜で遊んでたのか?」
だったら俺達も呼んでくれれば…

と、頓珍漢なセリフで追撃する隼人。

もうそれ以上は聞いてやるなと、この四人の中で一番落ち着いている恭弥が、それとなく隼人を止めようとしたが、

「は?隼人、お前なに中学生みたいなこと言ってんだよ。
恋人が一晩一緒に過ごしてすることっていったらセックスしかねぇだろ。」

「!!!!?」
「なんだその過剰反応。女子か。」

わはは、
と豪快に笑うルフィ。

まさかそんな答えが返ってくるとは思ってもいなかったのだろう隼人は、「サンジ、悪ィ」と呟いて、真っ赤になったまま俯いてしまった。

「ルフィ、てめぇ……!!!!」

昼食中の教室で、とんでもないカミングアウトを大声でしてくれた年下の後輩に、
なんでそうもデリカシーっつうもんがねぇんだ!とブチ切れているサンジ。

一般人ならば泣いて赦しを乞うような、殺人的なオーラを出しているサンジに、全く臆することもなく、「まぁまぁ、いいじゃねーか本当の事だし。しししっ」と悪びれる様子も一切なく楽しそうに笑っている。

サンジに襟首を掴まれ、ガクガクと揺さぶり続けられているのにも全動じず、

「なぁ隼人、お前らまだヤってなかったのか?」

よりにもよって、恭弥ではなく隼人へと質問を投げ掛ける。

「う、えっ……?!そ、そんなこと何で……!?」

しどろもどろで答える隼人。
最早、ルフィより年上だという影もない。

「そっか、まだか。」

うまく答えられない隼人を、持ち前の勘で見極め、勝手に答えを出す。
(だったら最初から聞くなよ……。)

ルフィ以外の人間に、隼人が同じ質問をされたら、完全にキレているところだが、
やはり恭弥にとってもルフィは弟みたいな存在であり、大抵の事は許してしまえる。
……例え、隼人が茹でダコみたいになって机に突っ伏してしまっていても、だ。

そんな兄心を発揮している恭弥に向かって、弟分のルフィは
「恭弥、おめーつぅことはまだ童貞か?」
「ヤメロっつってんだろルフィ!!」

とんでもない爆弾をお返しした。


あまりの直球で、さらにとんでもない衝撃を与えられた恭弥は、
目を丸くして固まっている。

怒るにも怒れない(怒れば童貞だと肯定するようなものだし、違うと否定すればただの嘘つきだ。)そんな状況をみかねた四人の中で一番兄貴分であるサンジが、ルフィに教育的指導と言う名のケリを炸裂させる。

とはいうものの、一番弟分であるルフィに組み敷かれているのだから、なんとも言えないが。


「オラ、ルフィ謝れ!!!!」
「わりーわりー、」

とても謝っているとは思えない軽さだが、ルフィはそういう奴だ。仕方ない。

「あ、そーいえば……
これ恭弥にやるよ誕生日プレゼント。」
「何…?ありがとう。」

そう言ってポケットから取り出したのは、可愛くラッピングされたピンクの包み。

仲直りの印か?と隼人と恭弥は思ったが、
なんとなく見覚えがあり、嫌な予感がするサンジは、顔をひきつらせる。

「おう、いいぞ。
エース(兄ちゃん)に貰ったんだ。今日使え。」

そう言われ袋から出せば、とんでもなく卑猥な形をした大人の玩具とあらゆる種類のゴムの数々。

そうだ、あの家系は、基本的に常識外れなのだ。

「サンジはそういうの、嫌がるからな。
使ったらエースに感想教えてやってくれ。」
「……ゴムは自分で使えばいいじゃない。」
「んにゃ、俺等は毎月気に入ったやつ箱買いしてっからいらねー。」

もう怒る気にもなれない項垂れたサンジと、
道具を見ただけで真っ赤になって固まってしまった隼人。


このとんでもない一番年下の男と、
「ふーん、いつか使うよありがとう。」と不適に笑うこの男。

教室内は、誰も動けないくらいピンクな空気を充満させて、
当人二人はそんなことには気にも止めず、その玩具の使い方を、「あーでもない、こーでもない」と話し込んでいる。

この玩具達を、恭弥が今日使うのかどうかは当人次第だが、

((誕生日じゃなかったら、速攻シメてやるのに!!!))

この金銀コンビの機嫌を治すのは、本日中には無理だろう。


end
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