話題:ひとりごと
読書がしたくなっておついち氏(ひらがなで書くと別の人がひっかかる)の小説をいくつか買ったのですが大当たり過ぎて脳汁がやばい。
以前から読みたかった天帝妖狐(ストライク過ぎてあたまがくらくらするくらい酔った)、短編集のzooとその2。この人のくっらい話が読みたかったのでこの選抜。重暗いし陰鬱だし後味悪いけどどつぼ過ぎて興奮を抑えきれない。この変態がああああって理性的な部分がドン引きしてるけど知らない。そういうフェチのやつもいるんだよ!って開き直るしか道はない。
基本的丁寧な物腰の早苗さん(名前のせいで東風谷さんしか浮かばない)が『いつたなこどもになるといつたな』って豹変する下りに萌えて仕方ない。その後怪我する度にこの世ならざる者へと変わって行く様にゾクゾクちゃって夜木くんに申し訳ない。乗っ取りとか憑依とかそういう怪異萌え走ってるせいで萌えてしまう。
相手が良くないものだってわかっててもどうしようもなく見も蓋もなく美味しくいただかれちゃう(ホラー的な意味で)展開とか好きでごめんなさい。凄く興奮します。生きててごめんなさい……。
一緒に収録されてる『A MASKED BALL』もいかにもって感じで好きです。世にも奇妙なにありそうだなって読後思いました。あれの何が怖いって結局何も解決せずまた『振り出しに戻る』状態なのがオカルト。あの状況でタバコ吸おうと思う上村氏のメンタルの強さよ。なんとも今時の子っぽい擦れ方だなあって思った。つよい。