話題:メンタル
昨日までは、そうでもなかったのに、今日になって、私の中では劣等感が蠢いている。
ひたすら振り払う努力はしているのだけどね。
私には父親から植え付けられた『誰よりも劣っている』感がある。
最も、もう巣だっているわけで、これ以上私に劣等感を植え付ける人間はいないはずなのだが、私の中では、まだ父親の存在は大きく、その考えに縛り付けられている。
私は誰よりも劣っている。
でも、そう思っているのは、実のところ、私一人なのだ。
大人になった今、親元を離れ決別している今、誰が私を貶めているのか?
そう…それは自分である。
わかってはいるんだ。しかし、一度植え付けられたものは、なかなか抜けない。
今、正に闘っている最中でもある。
私は頑固だから、誰に持ち上げられようと、それを屈折して見る癖があるからね。他人の言葉では復活しないんだよ。
自分で納得しなければね。

親というのは、正に偉大だ。
良くも悪くも。
親元にいる間に人格は形成される。
そして形成された人格は、そう簡単には変わらない。
私も、かなりマシにはなったんだけどね…
人の人格を変えることは、他人には難しい。出来るとするなら、非合法の手段を取る必要があるだろうね。長い時間をかけ、私の親がしてきたように…
洗脳…それしか、他人が他人に関与できる方法はないんだよ。人格を変えるならね。
じゃあ、誰が人格を変えるのか?
答えは自分だ。自分しかいない。
助けなどないよ。己で切り開き、己で打ち勝つしかないんだ。
洗脳から解き放たれるには、時間がかかるけどね…
それに完全に消去するのは難しいんだよ。
脳は記憶しているから…体は記憶しているから…
抜けたと思っても、振り返すことがあるんだよ。
でもまだ、私は諦めてはいないから。
諦めたら終わりだからね。
私が私を見捨てることは、あってはならないんだよ。
私はまだ、いける。それだけは手放してはいけない。