破れ鍋に綴じ蓋

話題:悪戯

昨夜、プチイタズラをしかけました。
私は何でもハッキリ言う方ですが、その時は、ためらいがちに。そして意を決したように『私…赤ちゃんができたの！』
すると主人、狼狽することなく。
『いつ、わかった？』と質問してきた。
『妊娠検査薬で』
すると今度は『いつ買った？』と。
『こっそり買いに行った』
すると見せろと言ってきたので答えが聞けるまで見せないと答えた。
すると主人『無理やろ。育てられんやろ』だと。
なんか、カチンときて。
『じゃあ子供ができるようなことするな。私、一人でも育てるから』と言ってプイッと、ふて寝した。
ちょっと寝てから、主人に。
『中絶ってねぇ…赤ちゃん生きたまま切り刻まれて、掻き出されるんだよ…』とボソッと呟いた。
そしたら主人が大慌て。
『たまごのままじゃないの？』
『いや、わかるのがだいたい８週目くらいだから、もうたまごではないねぇ…酷い男だよなぁ…赤ちゃん生きたまま切り刻まれるのに、平気な顔しておろせと言えるんだから…』
『いや、それなら話が違う。産むしかないじゃないか』
『さっき、おろせと言った』
『それはまだ受精卵の段階だと思ってたから』
主人、焦りまくる。
『８週も経ってて受精卵の段階なわけがないね～。それに中絶って、母体にも負担がかかって、手術後一週間は安静なんだよなぁ…』
主人、ますます焦る。
『中絶がどういうものか知らなかったんだよ。そんな目覚めの悪いものだとは知らなかったんだよ。悪かった。俺が悪かった』
『ふーん』
『だって習わないし、大人になってからは知る機会もないし…その…普通の子産まれないんじゃ…』
『失礼だな、君は。そんな確率は低い。若い人より若干上がるだけだ』
『そうなんだ…ごめん。本当にごめん。産んでください』
『いや、妊娠してないし』
『えっ』
かたまる主人。
『だから、妊娠してないし、どういう反応するか見たかっただけだよ。ゲス野郎だったけどね。あー赤ちゃん可哀想。君の子は作れないね。』
主人がいろいろ弁解していたが、再びふて寝したのであった。
男の人って知らないのが普通なのかね？
知りもせずに、おろせは無責任過ぎないか？
イタズラのつもりが主人の薄情さを知ってしまったよ。まったく簡単に言ってくれるぜ。
所詮男はヤルだけの生き物なのかもな。
また男性不信強くなったよ。