はなちゃん


はなちゃん(初期設定)
いつき()によってつくり出された小さな命。
いつもニコニコと笑顔を咲かせている。
はなちゃん曰く、動植物や物と意思疎通ができるらしいが、独り言かさだかではない。
あったかいと感じるものときらきらしたものが大好き。でも、まん丸お月様はとっても苦手。
パン屋のほのか()はお友達。こっそり住まい(いつき先生の家 兼 研究所)を抜け出しては彼女のもとに遊びに行っている。
はなちゃんは緑色の頭部で光合成を行い、体内で栄養分を生成するので、物を食べることは必要としないが、誰かと共に過ごせる「食事」の空間がとても好き。ゆえに、いつきが食事を摂るときは一緒にご飯を食べている。ちなみに、いつきの作る卵焼きと巻き寿し、ほのかのお店のあんパンが大好物。
孤独と拒絶を極端に嫌い、泣きだすとともに大暴れ。疲れて寝てしまうまで誰も手が付けられない。目覚めた時もいつきが側にいないとまた泣き出してしまう。笑顔と安心感がなによりのお薬。

はなちゃんはかつて人間の子どもだった。
いびつな体でとてもとてもか弱く、幼くしてその命を終える。
いつきはその子の父親で、その子の亡骸と大好きだった物たちとを組み合わせ、今の体を作った。頭部は植物、耳はいつきが飼っていた大型犬(子を追うように他界)、左腕と両脚は恐竜、しっぽは海獣、右目と右腕は大事にしていたブリキのおもちゃでできている。
死んだ後も寂しくないようにと必死でつなぎ合わせたこのまがい物に、いつきは命が宿るなどとても思ってはいなかった。
けれどそれは目を覚ます。
「はなちゃん」という名の記憶だけを残し、新しい命を芽吹かせた。

*Hug !comm6
はな と ほの*05/25 20:09
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