話題:金曜ロードショー



※ネタバレあり。






先日放送された「藁の盾」を録画してあったので、
昨日観たんですよ。



妹が、去年映画館で観ていた映画で、
私も観たかったんだけれど、
去年は体調が悪い日が多くて、
映画館は避けていたし、
邦画は地雷が多いから、
映画館ではあまり観たくないしで、
とりあえず、映画を観た妹に、
感想を聞いていました。


私も妹も、
藤原竜也も大沢たかおも、
割と好きだったりします(笑)


「で?結局どうなるの?」
「どうなると思う?」


質問を質問で返す、
私の唯一嫌いな血液型の特徴です。


「・・・最悪なのは、大沢が殺しちゃうことだよね」
「正解!」

「・・・え?マジで。クソ映画じゃん」
「うん(笑)」



こんな会話を去年交わしていました。



結末をわかっている映画を観ても、
面白くはありません。

でも、好きな俳優の演技は観たいし、
どういう経緯で、結局殺すという選択に至るのか。
それだけは知りたいと思い、
録画して観ることにしたのでした。








騙された。







殺してないじゃん。

大沢、殺してないじゃん!!


何なの、クソ妹。

あいつ、本当に平気な顔して嘘を吐くから嫌い。


今年、一度もしゃべってないから、
責めることもしてないけど!






・・・それは置いておいて。




内容。やっぱり酷かった。

大沢が殺してないにしても。
いや、殺してた方がまだマシだった。



私は、殺人者に、生きる権利などないと思っている。


生きる価値のない人間は、存在する。
クズって、いる。

この映画の、この殺人犯も、
幼女を暴行して殺すクズだ。

反省もしてない。
隙あらば、更に幼女を殺そうとする。


そんな奴を、命がけで守るとか、
馬鹿げている。

そんな奴を守るために、
何人も死んでいくんだ。

この映画は。


娘を殺された父親からも、
孫を殺された老人からも、

主人公は、このクズを守りきる。


そして、結局この殺人犯は、
死刑になる。



馬鹿げてる。くだらない。


胸くそが悪い。


こんな映画、本当に観る価値がない。


こんなの、

「犯罪者にも人権はある」
「殺人犯にも生きる権利がある」
「命は皆平等」
「死刑反対」

なんていう、きれいごとを吐くような、
聖者のための映画だ。



私が観終わった後に呟いた言葉は、


「馬鹿じゃねぇの?」

だったのだから。





だから、私は「セブン」が好き(笑)

救いのない終わりだけれど、
主人公の気持ちが痛いほどわかる。


復讐は、達成されていい。
奪われた者だけが、
奪う権利があるのだと、
私は思うから。