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足りない満たされない君と僕(短編)

「はよっ、昨日のスポーツ中継見たか?
最後の大逆転は鳥肌が立ったぜ」



そう言って楽しそうに友達と会話する君。
私は全然スポーツとかに興味が無くて、君とそんな話した事無い。
大体君との共通点って、あったっけ?





「なにそれー。嫌いな訳無いじゃん。大好きだよー」



そう言って女友達に抱き着くお前。ベタベタすんの嫌いなんじゃなかった?
まぁ俺もベタベタしたい訳じゃ無いけど…
そもそも俺に好きって言ってくれた事あったか?





「今日の昼、空いてる?」
「調度良かった。私も誘おうと思ってたんだ」





〜屋上〜





「………」
「………」



(二人)なに話そう…



『あのさ』
『…なに?』
「先に言ってよ」
「そっちが先に言えよ」



「……私といて、楽しい?」
「は?」



驚いた。



「…俺の事、好き?」



答えもらってない。



「あのさ」



もしかして



「なんだよ」



俺等って



「同じような事考えてる?」
「…かもな」



共通点、か。
好き、ねぇ。



「見つけたかも」
「なにを?」
「別に」
「…俺も気付いたかも」
「何に?」
「さあ」



共通点なんて、いっぱいあるじゃん。
俺が言った事無いのに、それを求めるって酷いよな。



『…好きだ(よ)』



END
――――――――――
意味不明でごめんなさい。
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