つい最近地元に帰って話をします
帰った理由が僕の高校の後輩の結婚式に出席してたんですよ
その時の話なのですが、後輩の結婚式ということでがっちり決めなければと思いスーツで挑んだわけです。
ちょっと緊張してしまってたのか結婚式の二時間前についてしまい、気持ちを紛らわすために喫煙所でたばこを吸ってたんですよね。
すると奥のほうからきれいなドレスを着た新婦とばっちりとタキシードを身にまとった新郎が歩いてきてよく見ると後輩だったんですよ
思わずあっけにとられてたら僕の後輩である新婦が歩み寄ってきて
「あ!本間先輩じゃないですか!来てくれてありがとうございます!」って話しかけてきてくれてしばらく新郎新婦相手にめっちゃ話してたんです
その時に僕が「敬語はなんか水臭いからため口で話してよ^^」って言ったので後輩の新婦が「じゃあお言葉に甘えて^^」って普通に友達のように話してくれたんです
新郎の方はさすがに変わらず敬語のままで話してたわけですが、そろそろ準備の時間になったのか会場の係の人がやって来て「そろそろ最終準備に取り掛かりますので新郎新婦の方はこちらへどうぞ!」って言ったんですよ
二人は「はい、わかりました^^」って言ってその場を離れたのですが、その後係の人は僕を見るなり「ご引率の方はこちらの控室になりますのでどうぞ!」って言われてついていくわけです
ニコニコしながら係の人は僕を謎の部屋に連れて行かれる始末
しばらくしたらその後輩のお父さんとお母さんがやって来たときにゃ大変でしたよ
初めて会う後輩の両親と暫く見つめあう謎の時間
ほぼ同時に「あのー」って言葉を発する僕と後輩の父親
後輩の父親がやっと発した言葉は「どなた様ですか?」と一言
「〇〇さんの先輩の本間と申します」とやっと出てきた言葉
「本間さんがこの部屋に何の用ですか?」と母親
「いや係の人がこの部屋に案内してくれたんですよ」と僕
「ここは親族の控室ですが・・・・。」と父親
・・・・・親族の控室!?
え、俺誰だと思われて連れて来られたの?w
ただ状況が把握できたのが良かったと思い「あ、失礼しましたwwww」と笑顔でそそくさと部屋を出ようと思ったその時先ほどの係の人が戻ってきて「あ、〇〇様のお父様!これからちょっとした打ち合わせがありますのでもう少しお待ちしていただけませんでしょうか」と言われたので
「いや、僕お父さんじゃないんですけど・・・。」と言いかけた時に後ろから本物のお父さんが現れて、「どうかしましたか?」と助け船を出してくれたんですよ
「あー助かった」と思ったのもつかの間
係の人が「どなた様ですか?」と聞いたら当然本物の父親は「〇〇の父親ですが」と言いますよね
普通ならここで「あ、私は間違って違う人をここに案内してしまったんだ」と思うわけですよ
だがしかし、係の人は真面目なのか馬鹿なのかいきなり「え!お父様が二人いらっしゃるんですか!?」というわけですよ
んなわけねぇだろぉぉぉぉぉぉ!
どこの時代にこんな修羅場な状況がありますか
一人の娘の結婚式に父親が二人もいるわけないだろと
てかなんで頑なに俺をお父さんにしたいのと
先ほど「あのー」をほぼ同時にハモった僕と本物のお父さんのコンビネーションは凄まじく
今回ばかりは完全にハモりながら「違います」といきぴったしなつっこみを決めました
そしたら今度は係の人が「あーお兄様ですか?^^」と一言
だぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁらぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
なぜそこまで僕を親族にしたいのだ!!!!!
まずその後輩に兄弟いないし!!!!
事の詳細を理解させるまでに数分は要しました
やっとわかってくれて僕はその部屋を出てちょっと疲れたので長椅子に座って休んでました
そろそろ時間かなぁと立ち上がり歩き出したら、走ってる子供にぶつかっちゃって僕がしりもちをついてしまいました
急いでやってきたその子の母親に謝られ、僕は笑顔で答えながら立ち上がったその時です
ものすごい鈍い音が鳴りました
まさかと思いおしりに手をやったら
ものの見事に破けてました(−−〆)
何故このタイミングで!?
さすがに直す時間もなかったのでしょうがなく上はスーツ、下は黒のジーパンで出席しました
今までで一番恥ずかしかったです
久しぶりに着たっていうのもあってサイズが少し小さかったんですよね
入場シーンでは後輩の僕のズボンへ二度見をかましてたのは今でも忘れないです。
今度はもう少し大きめのスーツを買おうと決めた25歳
今度はもう少し勘違いされないようにしようと心に誓った25歳
これはこれでいい思い出になりました