上から順にやっていこうと思っていたのですが、三成のストーリーをクリアしてしまわないと吉継のストーリーが出ないっぽかったので先にやっておこうという流れで「理想の章」ひとまずクリアしました。
イベントは一部だけ確認。
吉継をいつでも使える状態にしておかないとビーム出したくなった時どうしようってなるもの(なにそれ)
ほんと吉継って人間をダメにするソファと同じ。




!がっつりネタバレ






■ストーリー
秀吉の時代到来から関ヶ原までを描き、より子飼い中心のストーリーに。
三成と清正&正則の対立が主な見所です。
スタートはみんな一緒だったはずなのに、いつからか離れてしまってもう話すらまともに出来なくなる。争うしか解決策がなくなる。でもそれすら解決にならない。

あの3人の中で三成だけが頭の良さで出世するタイプで、三成自身もそれが分かってるから自然と仕切るようになっていくんですけど、清正&正則からすれば自分達はいつまでも友達(つまり同等)だから亀裂が生じてしまう。
例えるなら同期入社で仲の良かった同僚が一人だけ先に出世し、同期なのに命令してくるという状況か。ちょっと違うか。

三成は何の他意もなく、ごく自然に二人よりも精神的に上にいて、だから傍から見たら偉そうな態度をほんと何の他意もなく、ごく自然に取ってしまう。
精神的に同等じゃないと友達にはなれないものだから、いつの間にか上に立ってしまった三成と清正たちの間で溝が深まっていったんでしょうね。でも多分三成自身は精神的な上下関係を自分の中に作っていること自体に気付いてないんだろうなあ。
そこを分かって受け入れているのが左近と吉継。
分からず受け入れられないのが清正と正則。スタートは一緒でしたからねえ…
気付いた時にはもう遅くて取り返しのつかないところまで来てしまっていて、戻れないなら進むしかないからお互い対立して戦う羽目になって…
うわ…もう……面倒くせえな、こいつら…
(訳:こういうの大好物ですありがとうございます)


全然関係ないんですけど、ストーリーを思い出しながら書いているとSee-Sawの『あんなに一緒だったのに』という歌がふと浮かんできました。この歌の歌詞も友情の亀裂みたいな内容だった気がする。


●エンディング一言
無印のエンディングとほぼ同じですが、最後に一般人を助けて敵兵に囲まれたところを、なんと死んだと私は勝手に思っていた左近が助けてくれました。
どこまでも殿と一緒ですよ、みたいな感じ。
「俺には過ぎたるものが二つある。佐和山城と…」
うーん、これはなかなか良いエンディング。
失ったものや壊れたものばかり見ていた三成がやっと、壊れず残っているものに意識的に目を向けた瞬間のような気がします。
いえ多分ずっと心の何処かにあったのだと思いますが、そこは何ていうか、かなり例えが悪いですが、冷蔵庫とか電子レンジと同じように考えていたのかなあと……ほんと例えが悪いですね。すみません!



■イベントとか

賤ヶ岳の戦いの後のイベントで
正則「頭でっかちの頭は使うためにある」
吉継「お前は腕っ節が弱い。戦には不向きだ」
最初からみんな三成をボロクソww
でもほんとそれ。使いにくいんだもん。

そういえば3くらいから気になっていたところなのですが、物事を綺麗事や美化した言葉で片付けるキャラが多くないですか。
利家が賤ヶ岳で敵前逃亡したことを『叔父貴を切り捨てた俺はだからこそ泰平の世を作らなきゃならない』みたいに言ってて、なんか…。
勝者も敗者もどいつもこいつも平然とキレイな人ばっかで白ける時がある。私が性格歪んでるせいか。すみません。



■ステージとか
賤ヶ岳、小牧長久手、九州と概ね普段通りの流れで来ていたのに、4話でいきなり「三成襲撃事件」とか個人的なやつ出てきてビックリしましたww
急にミステリーみたいなww内容は全然ミステリーじゃなかったけどw
石田三成の屋敷が襲撃された。家臣の島左近は敵対する清正たちの犯行と推理するが、その裏で何者かの存在が見え隠れする。果たして黒幕は…
みたいなミステリーがあったら読んでみたい。誰か書いてくれませんか。
(※ほんとはこんな内容じゃないよ!)

関ヶ原での三成のセリフがすごく良かったなあ。
裏切ったか伏兵だったか、色々うろ覚えなんですが
(※確認しましたw 行長を高虎達が襲撃したところです)
「卑劣な策を……だから俺は、家康が好かんのだ!」
このセリフがすんごい好き。
三成が家康を嫌うのは豊臣を潰そうとしているからとか蔑ろにしているからとか、それなりに納得できる理由があるんですけど、このセリフの特に”家康が好かんのだ”の部分の言い方が、そういうの何もかも取っ払ってほんと感情だけで言ったみたいで。感情が滲み出るような”好かんのだ”でした。
なんていうか、この”好かんのだ”に”理由は後付けみたいなもんで、ただただあいつが嫌いなんだ”感を受けたというか。
三成っていつも冷静に「ああだから駄目だ」「こうだから危険だ」みたいに物事を分析して言ってる感じがするんですけど、結局のところ感情的な部分だけで家康を嫌ってたら一気に人間味が増して良いなーとまで考えてしまったすみません。
いや単に私が竹ぽんの声が好きなだけなのかもwってかセリフ一行を語りすぎたすみません!

あ、あと、吉継を使えるようにするためにこの章から始めたのにさっそくパートナーで選べたというね。さっそく使えたという。
そして三成は今作でも安定の使いにくさでした。幸村をさしおいて主役級の待遇なんだからもっと使いやすくして欲しいです。
今に始まったことではありませんが、全体的にモーションが遅いので割って入られることが多すぎて、あーもう!目障りなのだよ!ってなる。難易度やさしいなのに何度か死にかけて、パートナーキャラ(主に俺の軍略でry)に頼りきりの状態に/(^^)\
私が下手すぎるのも問題なのですがどうにかならないかな…



■結論
これは納得の人気一位。