*彼岸の後の秋の夜長の怪奇譚。
*夕闇から夜の季節が目覚める。
*釣瓶落としが落ちた先の異形。
*足音の鳴る方へと崩れる日常。



【:夕闇から影を忍ばせる夜の序幕譚:】



太陽が眠り『夜の季節』がやって来る。
暗闇が影を引き摺る時間がやって来る。

彼岸への道筋は開かれ再び閉ざされた。
そして閉ざされた隙間から闇が零れた。

それは小さな小さな夕焼けまでの足音。
逢魔ヶ刻が逃げ回る影法師を捕らえる。

天に咲き溢れる金木犀は空に蜜を撒き。
草間に紛れる彼岸花は地に紅を散らす。

盛りの刻は終わりを迎え夜が忍び寄る。
薄ら寒い気配は夜の目覚めと呼応する。

命と形在るモノに不可思議は付き物だ。
魂魄は形を持たない。形状を定めない。

得てしてそれは言霊にも通ずる概念で。
見聞きし触れる事から終に輪郭を得る。

さあ。始めよう。闇の天蓋と銀の目が。
『夜の季節』を暴き出して仕舞う前に。

小さな小さな怪音と逆説の視点の奇譚。
そして。見えざる何かとの邂逅の噺を。

さあ。幕開けだ。夜長奇譚を始めよう。
どうか道を照らす灯りを忘れ無きよう。







はい。皆様こんにちわ♪
職場の多忙さに忙殺され掛けながらも何とか生きてます燈乃さんです。更新ご無沙汰過ぎる(泣)

そして。文字入力をする度に、スマホの画面と格闘してます。今の所喧嘩はしてませんが、スマホに歩み寄るまで未々時間が掛かりそうです(爆)

文字入力だけに関して言えば、購入直後よりも大分マシになったと思いですが、未々試行錯誤が必要な感じなので頑張らなければですね(´Д`;)

……さてさて。そんなこんなで、色々と大変な事は尽きませんが(主にスマホ関連)、今回はスマホ購入初の創作文&写メ投稿で載せてみましたっ!!

本当は彼岸が開ける前に載せたかったものでしたが、紆余曲折の末漸く載せる事が出来ました。
(*↑の写メは十五夜に撮って加工したものです)

夜の訪れは、四季の中では秋が一番怖いなと。

かなり個人的な感性ですが、今回の創作文的作詩は幼い頃から感じていた感覚が基調になっています。音も無く近付いて来る夜の気配。外で遊んでいたら、雑木林の木々は夕焼けを背景に影の色だけになってしまっている。山間なので時報が鳴る頃には辺りは真っ暗になってしまっている。夜が訪れるのと同時に、夕焼けが伸ばしていた影が、順々に夜に引き摺られて飲み込まれて行く。

そんな情景が、子どもながらに怖かったんでしょうね。影が無いのは、人間ではないの同義ですから。秋の日の黄昏時には、十分にご注意をっ!!



ではでは、今回はこの辺で☆