はい。皆様こんにちは♪
長引いていた夏風邪から少しずつ解放されつつあります燈乃さんです(*´∇`*)/

咳も鼻炎も、少しずつ落ち着いて来ていて、前回の時よりも大分楽になってます。

……と言うか九月序盤に夏風邪云々とか近況報告してる場合じゃないだろ自分!!←
ダメだろ自分!!(←行き場を失った憤り)

はい。そんな訳で、今回も前回の反省文で綴ってなかった設定や個人的な解釈を、おまけページな感覚で綴ってみました〜。


【新厄・口裂之怪の登場人物について】


《女性》
怪異に捕らわれてしまった一般市民。
その正体は、巷を日々震撼させていた『連続通り魔事件(口裂け女事件)』の犯人。
怪異を装い騙り続けた末に、本物の怪異を引き寄せ『依り代』にされてしまった。

今回の『新厄』は、よく有る寓話的な部分で『自業自得』と一蹴出来るが、『責任の放棄』と『重圧からの解放』は、『社会』と呼べる世界(苦界)に於いて、他の追随の及ばないある種の『完結した自由の形』の一つかも知れない。それ故に、『自己責任』とは、自身を示唆する為の鎖である。

《口裂け女》
諱(忌み名)『口裂け女』
呪(仮名)『白鳥 咲(しらとり さき)』
死因『度重なる整形手術と人格崩壊』

都市伝説の中で一番有名な遭遇系怪異。
生前は女優を夢見ていたが、スタント業をしていた際に事故に遭い顔面を損傷。元の顔に戻そうと整形手術を繰り返したものの、自身の理想と現実の食い違いと葛藤に耐え切れなくなり、自らの口と喉を斬り裂いて自殺を遂げた。紅いコートを着ているのは、生前(自殺の際)に着ていた白いコートが、自身の流血で染まってしまった為。

女優を目指していた事もあり、怪異になった後も『美しさ』に対する情報に興味を持っている。普段は人間に紛れて出没しており、最近ではマスクの下に特殊メイクを施している為、うっかりマスクを外したとしても、『綺麗な女性』にしか見えない。

滅多な事では正体はバレないが、時折子どもを驚かして都市伝説を拡散している。
都市伝説の伝播媒体として『依り代』を造っており、『誰かに成り代わりたい』と言う強い願望を持った人間を拐っては、自分好みの『依り代』を『整形工事』する。

《『依り代』》
怪異が自ら造り出した『怪異の分身』。
怪談で言う処の『生き証人』ではなく、大半は強制的に『怪異へと変貌した』元人間を占める。個人から故人になったモノ。
『呪い』の形を成したモノ。怪異のメリットであり、人間に対するデメリット。
怪談に似たような話が出回っているのは、大体が『生き証人』か『依り代』によるものであり、その大多数が後者である。

《『裁ち鋏(縁切り鋏)』》
物体の輪郭を断つもの。結ばれた縁を絶つもの。魂を剥ぎ取るもの。心臓を突き刺すもの。眼球を抉り出すもの。指を詰めるもの。耳を削ぎ落とすもの。血で紅く染まり、やがて錆び往くもの。口を裂くもの。
肉を裂くのに最も適した形をした道具。
この鋏は呪われていて、呪われている故に、個人を刈り取り故人へと作り替える。

『口裂け女』の凶器は地域によって多岐に渡り、何かしらの『刃物』(包丁・鉈・斧・鎌・カッター等)を所持しているケースが多いが、こと刃物を持つ怪異に於いて、一枚刃よりも二枚刃である鋏は、怪異の『呪い』の強さをそのまま示唆している。
(※何処かのタワーの某鋏男と同じ原理)

《語り部(解説者)》
『曰く付きアパート』の神出鬼没の住人。本編の裏方や解決編の様な語りを仕掛けて来る。人間だが人間の肩を持たない人間嫌い。人間が大変な事になっていても基本無視。『新厄』と共存している霊能力者。
今回は路地裏に落書きを残して消えた。


……はい。大分長くなってしまいましたが、今回の『新厄』こと【口裂之怪】の捕捉説明は大体こんな感じです。今回も大概鉄臭さ漂うケチャップ劇場になりました←

かなり個人的な諸事情(体調及び都合)により、八月に載せたかった怪談企画が絶賛頓挫気味ですが、せめてお彼岸が来る前までには書き上げたいです。ハロウィンはハロウィンでまた違う企画を挙げたいので。

さてさて。秋風が吹き始めた今日この頃。頭蓋の隙間と延髄の底から溢れ出す異界と悪夢の欠片を繋ぎ合わせるのに、少しばかり時間をガリガリ削らねばですね(真顔)



ではでは、今回はこの辺で☆



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