*エヴィデンス=『(ここでは)証明』。
*過去の自分への鬱々した心境のお譚。
*暗鬱としながら生きることへの葛藤。
*溜め息はある種の防衛本能らしいね←
【:†存在存命*エヴィデンス†:】
(無気力だけの傍観なら日常茶飯事)
(それでも現実は残酷に慌ただしい)
惰性に流れて行く時間を咀嚼して
心臓に束ねられる鼓動を消費する
こんなの生きてるなんて言えなってさ
だって前進すら出来てないじゃないか
矛盾と無常が理不尽と手を繋いで
仲良くコンニチハ自棄に為るなよ
目的と夢は何処で違えたのだろうと
もう此処にはいない僕が問い掛ける
あの頃の輝きに沿って歩けたなら
星だって掴めたかも知れないのに
そんな過去の息の根を止められたなら
こんな現実の僕も消えて行けたのかな
なんて安直で自堕落だな、嗚呼
どんな未来だって要らないのさ
◇
右手に握られている凶器を翳して
無性に増えて行く痛みが飽和する
こんなの出来心でやるもんじゃないな
だって躊躇ってばかり先も見えないや
誠意と建前が虚栄心と策を労じて
仲良くサヨウナラ意地に為るなよ
挫折と嘘は何処でも生まれるのに
未だ此処にいた筈の僕が崩れ逝く
あの頃の展望に背かなかったなら
虹だって歩けたかも知れないのに
そんな過去の胸の鼓動を切り裂いたら
こんな現実の僕はどうしてるのだろう
なんて曖昧な哲学論だな、嗚呼
どんな希望だってクソ喰らえさ
◇
夢なんて結局はお伽噺だよ
語れるだけの覚悟も無いよ
予備知識だけが増えて行ってさ
敵ばかりが影で指差す毎日だよ
現実は痛くて辛いから
生きて歩くのも嫌だよ
責任転嫁なんて出来ないことは
知ってる死にたくなるくらいに
無責任に吠えることも叶わなくて
増えて行く傷だけが熱を持ってさ
『生きろ』って叫び声を上げながら
否応にも現実を叩き付けて来るんだ
ぼやける視界に映る覚束無い足取り
危な気に震えながら暗闇を模索する
逃げることは卑怯だから前を向く
所詮それは些細な一歩でしかない
けれどこれは紛れもない正真正銘な
『僕の歴史の中の偉大な一歩です』
(気怠いだけの絶望なら日常茶飯事)
(それでも現実は残酷で素晴らしい)
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続き>>>後書きと不可思議生存報告。
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