*ハロウィン企画の九作目になります。
*今回は試行錯誤と極彩色のフルーツ。
*その画家は絵画の中に希望を託した。



【:†世界を希望で彩る色彩の眼†:】



『続きましては試行と色彩の譚です』
『可視の躍動から不可視の旋律まで』

『現世のあらゆる物を筆先で奏でる』
『画家と呼ばれる人々は魔術を使う』

『様々な現象偶像をその術で留める』
『技巧と色彩を操る魔術師なのです』





(世界は感動と発見と躍動と)
(目映い極彩色で溢れている)

眼に見えないものに
御霊を授けましょう

天上から降り注ぐ旋律
深層から湧き出す感動

木漏れ日の息吹き
躍動する色の残像

筆先から捧げられる歓喜
踊り出でる色彩の繋がり

他の模倣から個の模索を続けて
辿り着いたのは唯一の描写技法

青の原点から赤の発見を遂げて
無彩色の黒にさえ光を見い出す

万物へと集約される色彩の
連なる数多の輝きを写して

この世の醜いものでさえも
美しさへと昇華させる術で

色の魔術師は絵筆を振るう
希望を見い出す眼のままに

(輪郭と言う枠組みを越えて)
(絵筆の先で希望の色が踊る)





『色彩の魔術師は世界に色を落とし』
『風や香りや囁きや光を可視化した』

『時に権力に抗い呼吸を塞がれても』
『色彩の鼓動と血脈は受け継がれる』

『技巧と色彩で闇から光を見出だし』
『世界に色が輝く限り絵筆を振るう』





はい。皆様こんにちは♪
何だか最近一段と寒くなって来て着るものに迷ったり悩んだりな燈乃さんです←

今回はハロウィン企画の九幕目(或いはフルーツ)です。色とりどりの果物の盛り合わせです。色合いも明るかったり暗かったり。甘かったり酸っぱかったり苦かったり。多分毒は含まれていないと思いますが、もしもの時はご愛嬌。輪郭線から解き放たれた様々な味わいをお楽しみ下さい。

そんな訳で。今回の題材は『創造』です。作詩のモチーフにした画家の方もいらっしゃいます。少し前に某チャンネルの日曜美術館で、その方の事をやっていたので今回の作詩に参考にさせて頂きました。

個人的な意見ですが、過去から今日まで芸術に携わってる方々は、一種の魔術師なのではないかと思ってます。形の無い処から形を産み出す。目に見えないものを具現化する。その手の技巧はまさに『創造』の域ですよね。紙とか粘土とか木材とか画材は何でも良いんですけど。見た人に感動を与えられるエネルギーは凄いと思います。

さてさて。ハロウィン企画も残す処あと一つ。間に合うかどうかヒヤヒヤです(笑)


ではでは、今回はこの辺で☆


【名言>>>ラウル・デュフィ】
『私の目は醜いものを消し去るように出来ている』



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