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:†白梅香を春影に染め上げ†:




三度の寒さと四度の温もりを繰り返し。


空に森に川に小さな囁きが戻って来る。


沈黙の水底の季節を堪え忍んだ枝先に。


夕映えの中で白く小さな花弁を綻ばせ。


日の沈み往く空下にて凛と静かに佇む。


春の訪れを告げる君に再び逢えた事に。


淡い薫風は小さな歓喜すらも包容する。


時に雪花と共に散り逝く君の白い花弁。


その様すらも影の輪郭へと繋ぎ止めん。







写メ図解:白梅の樹。祖母宅にて。
(※影絵の中。その香りは淡く甘く)



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