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:†傷痕隠蔽的創作文的作詩†:



*不可視故に掻き立てられる欲求。
*真実とは時に醜く時に魅力的だ。
*隠されている理由は暗い腸の底。



【:†真実の底に瘡蓋を貼る†:】



臓物と真実は紙一重におぞましい
見たくもないモノ程魅力的だから

血栓と隠蔽を繋いで紅い蓋をする
然程意味はないと知っていて施錠

刈り取っても湧いてくる毒手を
欲望ごと何処に葬れば良いのか

(陽の目に晒され暴かれたものは)
(ヒトの暗い腸か醜悪な風刺画か)

善よ悪よと謡うのは所詮他人だ
十数通りの画一的な価値観など

巷を騒ぎ立てる無惨な噂の裏の
判別の術を持たずに朽ち果てる

抉り取っても咲き乱れる悪眼を
煩悩ごと何処に葬れば良いのか

(白昼に突き出され溢れたものは)
(ヒトの暗い業か匿名の生け贄か)

嘘よ真よと吠えるは所詮欺瞞だ
欲から型抜きされた倫理論など

頭の中下卑た知識を肥やす為の
濁り腐った生き餌になり果てる

臓物と真実は紙一重におぞましい
見えていないモノ程官能的だから

瘡蓋を抉り取り血肉を嗅ぎ分ける
然程意味はないと知っていて治療

(そうして誰も彼もが知らぬ内に)
(掌で転がされて堕ちて逝くのだ)

時として常識や価値観や先入観は
思考を放棄させる為の腫瘍になる

それすら理解出来ずに破れた傷を
どうして次も埋めてくれるだろう

(都合を繋ぎ合わせ縫い合わせて)
(見栄えが良いだけの醜い臓物を)

(真実だと疑いもせずに咀嚼する)
(暗い血栓が息の根を止めるまで)


*


はい。皆様こんにちは♪
前回から引き続きダークサイドに偏っています燈乃さんですっ!!(殴)

今回のテーマは『隠蔽と瘡蓋』です。
どちらも『隠す』役割をしています。

これを綴るきっかけになったのは、小学生の頃の、初めて蛙の標本(ホルマリン漬け)を見た時の心境を思い出したからです。
当時は劇場版『学校の怪談』が流行っていたので、それの影響からか、理科準備室の標本が陳列している棚は苦手でした。

…と言うか、いつ頃から臓物に対する恐怖や不快感が生まれたのか、あんまり記憶がありません。普段見えないからこそ、本能的に怖い部分って有るんでしょうね。

そう言った点から、内臓や血って、本能的に忌避されていますが、本質は『真実』とそんなに変わらないのかなぁと。核心であることと、隠しておかないと機能しない部分が有るのは似ているかなぁと。そんなノリで綴ってみました〜(*´∇`*)/

本当に誰にも知られたくないことは、他の誰かから見れば活きの良い肴にもなりうると言う…好奇心に殺されるのは猫じゃなくて人だと思う今日この頃です。


ではでは、今回はこの辺で☆


*
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