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:†狂おしく美味硬質な曲†:



はい。皆様こんにちは♪
日々成長していく姉妹ニャンコの元気な姿に癒されてます燈乃さんですっ!!

創作文作成に時間が掛かってしまい、報告が遅くなってしまいましたが、ALIPROJECT様の『流行世界』↑購入しました〜っ!!
新境地の『青アリ』とのことで、ドキドキしながら聞き魅入りましたよ(*´ω`*)

アリカ様もブログで仰有っていらっしゃいましたが…硬質の意味に納得です。

宝石の原石を磨ぐ様な鋭利さと、そこから乱反射する極彩色を繋ぎ合わせた様な。
或いは玻璃細工の百合の儚さと、瑠璃紺青の薔薇の棘の危うさを合わせて閉じ込めた様な。黒や白や赤とは違う、麗しさと危うさが同じ場所に棲んでいるかの様な…。

…う〜ん。言葉足らずの私が感想を表現するのは恐れ多いですが、一言でまとめると『格好良い』です。これに尽きます←

何より曲全体の重厚感が半端無いです。
低音が奥深いと言うか…『雄々しい』と言うか…今までのALIPROJECT様の曲とはまた一味違う仕上がりになっておりますので、是非是非どうぞご賞味下さいませ〜。

個人的に、茸狂乱美味礼讃のMVがお気に入りです。『注文の多い料理店』をよりダークサイドにしたら、あんなホラーホラーな感じになるんでしょうね。きっと(殴)
茸菌の妖精に変身したアリカ様も可愛らしくて素敵でした。今回は、蔓延り増殖する菌のおぞましさを白で表現なされたとのことですが…こちらも納得ですハイ。

恐ろしさや目に見えない脅威は、必ずしも黒で彩られてはいないと言う。寧ろ、光射す純白の中にこそ、様々な色が散りばめられていて、黒よりも遥かに幾何学で形容し難い、奇っ怪で残酷な得体が知れない真意が存在しているのかも知れませんね。

秋になって来ると茸の食中毒も増えて来ますので、茸狩りに行かれる方々は、十分にお気を付け下さいませ…胞子が根付き菌糸が絡まり増殖し合う苗床とならぬよう。

…あ。ちなみに、メイキングでは皆さんお茶目な雰囲気になってて物凄く和みました。アリカ様スタッフさんお疲れ様です。
そして片倉の殿がお茶目過ぎるっ!!←

さてさて。来月から9月と言うことですが、燈乃さんの創作文記載は暫くダークサイドに突入します。データ整理をしていたら、書き途中の暗めのメモが意外にも沢山あって収拾が付かなくなっているので、出来上がり次第アップして行きたいですね。

1日創作文1個とか…う〜ん、折れそう←


ではでは、今回はこの辺で☆


*

:†創造的怪談・其の漆夜†:



*都市伝説創造怪談シリーズ第漆譚。
*閉鎖的な空間に棲まう少女のお噺。
*語り継がれて来た闇と恨みは深い。



―…昔々、トイレで非業の死を遂げた少女がいたらしい。



【:†トイレの怪・花子さん†:】



(不浄に棲まうは七福の神に非ず)
(其れは奈落へと手招く異形なり)


いつの頃からか棲み憑いた怪奇
その出生の足取りさえ掴めない

手前から数えて三番目の個室に
理不尽な不幸に殺められた少女

水巡りし奈落への扉を叩いては
鎮められていた痛み呼び覚ます

低迷する警戒本能から木霊す闇
所在の在処など既に問題でなく

お気に入りのピンクのスカート
今ではすっかり血染め色の死色

(何して遊ぶ何で遊ぼうアナタ私)
(首閉め血の池閉じ込めて永遠に)

偽物の解答用紙をばらまいては
糸張る蜘蛛の様獲物を誘き出す

紅い丸付いた三桁数字の再生紙
陳腐な死亡回避の術を切り刻み

声無き慟哭と満たされぬ孤独を
血濡れの怪談七つ目に潜ませる

扉を打ち鳴らして開け放たれる
異界へと続く黄泉路への誘い手

死して尚活ける造花の花言葉は
『非業への供物』と『罪無子』

(何して遊ぶアナタ私呼ぶ声に)
(手を削ぎ腕を抉り閉じ込める)

苦痛と悲痛とが業禍を呼び込み
未だ足りないなどと口を開ける

恨み辛みが深ければ深いほどに
開かれた異界の闇の底穴も暗く

赤と青の千羽鶴は死に道を示し
未だ昇れない魂を捕らえ続ける


『私ここにいるよいるよイルヨ』
『もぅ良いかい?もぅ良いかな?』

『もぅお返事をしても良いかな』
『次のお友達を呼び込みたいの』


*


はい。皆様こんにちは〜。
都市伝説創造怪談シリーズ第漆譚です。
『トイレの怪・花子(ハナコ)さん』は、学校の怪談で有名なトイレの幽霊です。全国規模の知名度を誇る、場所に憑くタイプの定番怪奇ですね。アニメに映画にと、様々なジャンルでご活躍されています(爆)

花子さんの設定は、派生している怪談の内容から幾つか引用していますが、このシリーズの花子さんは理不尽に殺されて怨霊化したと言う部分をベースにしています。
(※昔聞いた内容の中には、戦時中に学校に避難していて死んでしまったと言うものもあります…が、いざ思い出してみると、トイレに逃げ込んで殺されたor自殺した等の話の割合が意外にも多かったので←)

また、一部のメディアでは味方をしてくれる『良い幽霊』もいますが、このシリーズの花子さんはちゃんとした悪霊です(え)

そもそも、トイレ自体が異界に繋がりやすい場所(空間)の一つであるのも含め、『不浄』の名の通り『負』が溜まりやすい場所なので、色々と仄暗くて陰惨な逸話があってもおかしくはないんですよね。
(※日本昔話だと、七福神の弁天様が厠を司っている話があったり、厠に纏わる縁起の良い八百万の神様がいるのに、今では曰く付き物件と言う…嗚呼恐ろしや)

ちなみに、召喚方法は皆様お馴染みの3回ノック&ネームコールです。そして、基本的に関わったら死亡フラグが立ちます。
死亡回避の術が有るかと思いきや、まさかの偽物と言うえげつない怪奇です。
100点満点のテスト用紙を見せれば、消えたり逃げたりして助かると言う対処法を聞いたことがありますが、怪談の趣向上このシリーズでの対処法はありません。
場所に憑いている怪奇…と言うか怪奇全般において、興味本意で近付かないことをお勧めします。全力でお勧めします。

…はい。そんな訳で、途中で間を開けながらも長々と綴って来た『都市伝説創造怪談シリーズ』ですが、これにて漸く閉幕となります。後書きとか後日談とかは、時間があれば載せたいですが…未定です←

取り敢えず、世に言う『夏休み』中に全七話を記載出来て良かったです。欲を言えば、お盆中には完成させたかったんですが…リアルの都合上難有りでした。くそぅ!!

さてさて。フリーホラーゲーム寄りの『どう頑張っても絶望フラグ』をコンセプトにした今回の怪談シリーズでしたが、楽しんで頂けたのなら幸いです。少しでもゾッとして頂けたのなら尚良しです。

それから、都市伝説創造怪談シリーズは都市伝説から派生したフィクションですが、真実は時に想像や空想よりも遥かに恐ろしいモノを隠しながら蠢いているものですので、くれぐれもご注意下さいませ。

毎度のことながら長くなってしまいましたが、ここまでお付き合い下さりありがとうございました。皆様のまたのご来店を心待ちにしてます。


ではでは、今回はこの辺で☆


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