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:†見世物的創作文的作詩†:



*奇形児たちの血祭劇の一夜のお譚。
*報復の『お代』は君の命そのもの。
*ハロウィンっぽいダークサイド調。



【:†継ぎ接ぎサーカス団の逆襲劇†:】



『誰の目も光も当てられない』
『そんな僕ら継ぎ接ぎだらけ』

『隔離され除外され否定され』
『それでも世界は回り続ける』

『僕らは役者で化け物で人形』
『見世物小屋が僕らの独壇場』

『だからそう、もしも例えば僕らが』
『世間と世界に歯向かったとしても』

『きっとそれは喜劇にしかなり得ない』
『だからそう、今宵は僕らの宣戦布告』

《サァ、間モ無ク開幕ノベルガ鳴ル》
《憐レナ駒鳥ノ甘美ナ鳴キ声ト共ニ》



テントを立てろ笛を鳴らせ
血染めの空と逃げ回る観客

逢魔ヶ刻の開演時刻は地獄
歪んだ変身願望からご開帳

『お代はおいくらだい?』
『君の命と引き換えさ!』

遠慮も懺悔も蹴破り棄てて
ルルラルルリラ躍れや躍れ

錆びた鳥籠のマリオネッタ
コンダクターはもういない

創造者は眠り支配者は笑う
ココは地の果て夢現の奈落

皹割れた仮面を拾い上げて
継ぎ接ぎだらけの心で歌う

恐怖は狂喜に切り棄てられ
ルルラルルリラ狂えや狂え

歪められた鬼子たちの喜悲劇舞台
喝采無きカーテンコールが谺する



『僕らは奇っ怪な奇形児集団』
『魂にはヒトならざる業の印』

『黙殺され削除され抑圧され』
『それでも世界は廻り続ける』

『僕らは道化で演出家で異形』
『舞台は地下室のサーカス団』

『だからそう、もしも例えば僕らが』
『光の世界へと牙を剥いたとしても』

『きっとそれは寓話にしかなり得ない』
『だからそう、今宵は僕らの最終警告』

《サァサ、皆様ドウゾ御着席下サイ》
《世ニモ醜クモ憐レナ一夜ノ始マリ》


『そして、だぁれもいなくなった?』
『いいえ、またいつか闇の宴にて!』


*



続き>>>後書き&介錯的解釈文。



*
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