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:†隔離空間的創作文的作詩†:


*この夢は一体誰の見ている夢だろう。
*ほんのりダークサイドストーリー調。
*誰も見たこともない脳髄の片隅絵図。
*さぁ、次は一体誰の番になるだろう。



【:†精神心情*隔離病棟ワールド†:】



(掴み掛けていた『何か』が消えた)
(それが思い出せない夢現な日々だ)

誰かが作ったハリボテの絵空世界
青いペンキまみれの空に有刺鉄線

枝の上で鳴くゼンマイ仕掛けの鳥は
錆び付いた声でしか誰かを唄えない

何時だったか白い色の壁の部屋
誰だったか話していた世界情勢

その昔々人は知識を得過ぎて
脳が変質してしまったらしい

そんな誰も彼もを閉じ込める為に
地上に楽園(隔離病棟)創ったんだ

まるでアダムとイブの受けた
愚かで浅はかな呪いのようだ

ねぇ、『神様』聴こえてますか?
ねぇ、この『命』は本物ですか?

偽物じゃない作り物の世界の片隅で
何処かの人形少年は小さく呟いた…



透明な水槽の底に描く幾何学模様
赤いインクまみれの脳に塩基配列

肢体を脱ぎ捨てた霊魂の電気信号は
敷かれた線路の上以外では動けない

何時だったか暗い色の夜の箱庭
誰だったか諭していた変革実験

その忌々しい術を持て余して
命すらも可逆になったらしい

そんな闇も光も零れ出でない為に
地上に楽園(隔離病棟)用意された

まるでいつかの未来で読んだ
マザーグースの一節のようだ

ねぇ、『神様』聴いていますか?
ねぇ、この『命』は詐りですか?

試験管の丸い硝子越しに触れる空気
ヘソの緒が繋がったままで歪んだ…



いつか見た夢の中の誰かは
自由に羽ばたける蝶だった

いつか聴いた夢の中で誰かは
シャボン玉越しに世界を見た

繋がれた電子回路から流れる
誰かの記憶の追体験を終体験

どうやら来世は『僕』の番らしいぞと
道徳を棄てた『神様』がほくそ笑んだ

(掴み掛けていた『何か』が消えた)
(瞬きの度に景色が変わってグルリ)

もう少しで、もう少しだけなのに
夢と現の境界線は薄れて途切れる

(たった五分間だけの筈だった白昼夢は)
(どうやら無期限の悪夢だったらしい…)


*


続き>>>後書き&ありふれた近況報告。


*
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