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:†存在証明的創作文的作詩†:



*エヴィデンス=『(ここでは)証明』。
*過去の自分への鬱々した心境のお譚。
*暗鬱としながら生きることへの葛藤。
*溜め息はある種の防衛本能らしいね←



【:†存在存命*エヴィデンス†:】



(無気力だけの傍観なら日常茶飯事)
(それでも現実は残酷に慌ただしい)


惰性に流れて行く時間を咀嚼して
心臓に束ねられる鼓動を消費する

こんなの生きてるなんて言えなってさ
だって前進すら出来てないじゃないか

矛盾と無常が理不尽と手を繋いで
仲良くコンニチハ自棄に為るなよ

目的と夢は何処で違えたのだろうと
もう此処にはいない僕が問い掛ける

あの頃の輝きに沿って歩けたなら
星だって掴めたかも知れないのに

そんな過去の息の根を止められたなら
こんな現実の僕も消えて行けたのかな

なんて安直で自堕落だな、嗚呼
どんな未来だって要らないのさ



右手に握られている凶器を翳して
無性に増えて行く痛みが飽和する

こんなの出来心でやるもんじゃないな
だって躊躇ってばかり先も見えないや

誠意と建前が虚栄心と策を労じて
仲良くサヨウナラ意地に為るなよ

挫折と嘘は何処でも生まれるのに
未だ此処にいた筈の僕が崩れ逝く

あの頃の展望に背かなかったなら
虹だって歩けたかも知れないのに

そんな過去の胸の鼓動を切り裂いたら
こんな現実の僕はどうしてるのだろう

なんて曖昧な哲学論だな、嗚呼
どんな希望だってクソ喰らえさ



夢なんて結局はお伽噺だよ
語れるだけの覚悟も無いよ

予備知識だけが増えて行ってさ
敵ばかりが影で指差す毎日だよ

現実は痛くて辛いから
生きて歩くのも嫌だよ

責任転嫁なんて出来ないことは
知ってる死にたくなるくらいに

無責任に吠えることも叶わなくて
増えて行く傷だけが熱を持ってさ

『生きろ』って叫び声を上げながら
否応にも現実を叩き付けて来るんだ

ぼやける視界に映る覚束無い足取り
危な気に震えながら暗闇を模索する

逃げることは卑怯だから前を向く
所詮それは些細な一歩でしかない

けれどこれは紛れもない正真正銘な
『僕の歴史の中の偉大な一歩です』

(気怠いだけの絶望なら日常茶飯事)
(それでも現実は残酷で素晴らしい)


*



続き>>>後書きと不可思議生存報告。



*
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