スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

:†真夏幻想的創作文的作詩†:



*戦争とか平和とか…多分そんな話。
*廻った因果と真夏の日と異形の話。
*見たこともない過去を心に描こう。
*過ちを過ちのまま忘れないように。



【:†真夏は世の夢†:】
(〜或いは星の欠片と魂達の宴〜)



(あの日見たあの時の青空の色は)
(黒でも赤でも無かった筈だよね)

(セピア色に霞んだ写真に映った)
(壁に縛られた君の影が寂し気で)


炎天下に弾ける蝉時雨
入道雲からゲリラ豪雨

今年も最高気温は更新して
逃げ水の中に足早な真夏日

未だ見えない真昼の星座を
飛行機雲の隙間から辿って

夕立の向こう側に広がる夜空
星廻りの歌が地上に降り注ぐ

真夏は世の夢 魂達の宴
鉄の翼が犇めいた記憶を

誰の軌跡に残せるだろう
今は亡きあの日の面影を

月も星も太陽も同じ場所で
祈りの歌に耳を傾けている

変わらないものは罪か罰か
それでも真夏日は生き急ぐ



涼しさ奏でる江戸風鈴
追い風を巻き込む風車

今年も上昇気流は交錯して
打ち水の境に見え隠れ陽炎

目に見えない未来天体観測
夏休みの絵日記に描き綴る

提灯の行列に紛れた誰かの影
迎え火と送り火が因果を繋ぐ

真夏は世の夢 魂達の獄(ひとや)
炎の河に身を投じた前世

未だこの輪廻を歩むのか
転がり落ち朽ちた数珠玉

僕も君も誰かも違う時代で
幸いの声を空へと解き放つ

変わらないものは罪と罰で
それでもこの想いは未来へ


(あの日見たあの時の真夏の色は)
(死の色をした灰色じゃなかった)

(修学旅行で撮った写真に映った)
(生に縺り付く君の影が悲し気で)

(嗚呼嗚呼泣かないでいつかの魂)
(鎮魂の音は白い鳩の羽になって)

(真夏の大三角形から願いが降る)
(いつか在りし日の誰かの願いが)


(一番星に流れ星が重なり合って)
(花火色の歌声が空から鳴り響く)


*



続き>>>介錯的解釈文+あとがき。



*
続きを読む
前の記事へ 次の記事へ