キミのことが好き。

話題:やっぱり、好きだ。




お盆休み中にもんもん考えて

菊池くんの事はきっぱり諦める。




そんなことをむんと心に決めて
私は休み明けの仕事に挑んだ。




会社について、席に腰を下ろす。



パソコンを起動させて一息つくと、

机の隅に付箋紙。



そっと剥がして見つめると




「菊池　ドーゾ」





菊池くんからのメッセージ。



付箋紙の下には
彼の地元のお土産のお菓子がちょこん。




春「お土産期待してるねー」

菊「えっ(・∀・)」

春「うそ、うそ！ごめんね、大丈夫だよ(^^)」



休み前にした些細なやり取りを
覚えてくれていたのかなぁ？



憂鬱だった休み明け。


小さなお菓子ひとつで
私の心は朝から弾む。



まさかくれるだなんて思ってなかった。


彼とは課も違うし
席だって離れてる。



机の上に置かれたメモが嬉しくて

小さなサプライズみたいで

私の頬は一気に緩んだの。






そして、決めたの。

この恋を自分から手放したりしないって。


無理して諦めるだなんて言うのは、
もうやめようって。



その日一日中私はうきうきしていて

傷付くことも恋なのだと認めて

怖がらずに彼を好きでいることを決めた。



ずるいなぁ、ほんとに。

やっぱり、好きだって

簡単に思わせちゃうんだ。





直接お礼を言えなかったその日は


ラインでお礼を告げました(*^^*)




素敵な恋にしよう。


私自身で、きっと素敵にできるはず＊