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『 学園天国 1 』 南次郎「リョーマ!中学の制服が届いたぞ!」 居間から親父の声が聞こえる。 制服なんて中学に入学すればイヤでも毎日見る事になるんだし面倒臭いと無視を決め込んでいたら… 南次郎「聞こえないのか?リョーマ!リョーマっ!!」 と何度も呼びやがる。 さすがにウザイので渋々自室から出て1階に降りる。居間に入ると親父がムカつく位ニヤけた顔で俺を待っていた。 リョーマ「……何、ソレ?」 南次郎「だからお前の中学の制服だ」 リョーマ「…馬鹿だ馬鹿だと思ってたけど…やっぱり大馬鹿だったんだ親父」 こんな奴が実の父親かと思うと無性に悲しくなってきた。親父が両手で俺に見せるように持っているソレはあきらかに女子用の制服だった。 南次郎「言っておくが間違ってはいないぞ?」 リョーマ「は?」 エロに走り過ぎてとうとう息子の性別まで判らなくなったか?このエロ馬鹿くそ親父。 南次郎「今年の春からお前が通う青春学園は正真正銘の女子校だからな」 リョーマ「………」 普通ならここで耳を疑うんだろう。 だけど…悲しい事に12年も付合いがあるせいか疑う余地がドコにも無かった。 そう…この親父ならやりかねない!! 南次郎「ついでに言っておくとお前は寮に入るんだ。嬉しいだろう?女の子と同室だぞ?」 リョーマ「………」 一度で良い…二度は願わないから…一度だけで良いからこいつの息の根を止めさせてくれ! …王子が本当に別人です。って言うかこのお話、王子である必然性がドコにも無いです(^_^;)それ位別人。そんなパラレルです。思いっきりギャグです。ごめんなさいm(_ _)m一応続き物なので暇つぶし程度の軽い気持ちで読んで頂けたら嬉しいです。あ、桜乃ちゃんの出番はもうちょっと後になります。そして王子はかなりへたれになると思われます。だからそんなのダメ!と言う人は続きを読まない事をお勧めします。…ってココに書いても意味無いか…(^_^;) |