限定樹里復刻を重ねたい

シャニマス五百九十一日目。

デイリーミッションだけです。

樹里復刻来ました。重ねたいので五回は引きます。
三十連でスタンド・バイが三凸、さかさま世界が三凸しました。
虹のメモリアルピースが二個増えました。そうじゃない。

十連チケットでメモリアルピース。

一次創作小説「変貌」H

ケトルはテロルと肩を並べて祭壇に向かい走る。祭壇の周囲にはテロルが戦闘を行った時に粉砕された儀式の道具と、気絶した魔術師達があちこちに転がっていた。
その奥に彼女がいる。磔にされ、魔力を引き出すための装置に繋がれたままのミーナが。

「あたしは儀式を乗っ取るわ! ケトルはミーナを目覚めさせて!!」

テロルがマントの留め具を外し、投げて寄越す。ケトルは力強く答えていた。

「必ず!!」

テロルはニヤッと笑うと手近な魔術師の一人を叩き起こしにかかった。ケトルは若干手荒だと思ったが、同情はしなかった。ミーナを、子供をこんな目に合わせる連中にまで同情出来る程ケトルは優しくない。
ミーナは全裸にされ、手足を管に巻かれ、目を閉じたまま涙を流していた。痛ましい姿にケトルの胸が締め付けられる。磔用の十字架に近付くと、丁度ケトルの頭の位置にミーナの腰があった。
あまり体を見ないようにしながら十字架の背後に回り込むと、十字架を貫くように光の翅がひらめいていた。一瞬ケトルは見惚れてしまう。魔力で編まれた翅は物体を透過するのだと遅れて気付いた。
ケトルは気合を入れ直し、彼女を拘束している物全てを剣で断ち切った。そして十字架から下ろし、テロルのマントで身体を包んだ。

「ミーナ!」

呼びかける。

「ミーナ!!」

返事は無い。夢でも見ているのか、ケトルの声に反応する様子は無い。
それでもケトルは呼びかけ続けた。

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