シャニマス二百四十一日目。
色々新しくなっていますね…。
とりあえずスタミナ全部使って12時間の営業をやってみます。日中はリアルで仕事もあるから受け取るタイミングが難しいですね。
…アイマス界隈では現実での就業を「副業」と称するんでしたっけ?
少女は泣き腫らした目を丸くしてケトルを見上げていた。
少女はケトルよりも少し年下に見えた。肩につかない長さの髪。大きな苺色の眼は涙に濡れ宝石のよう。絹のドレスに包まれた華奢な身体は震えている。
「ええと……」
ケトルは頭を掻く。こういった時に何を言うかがわからない。
「おれ、ケトル」
少女を安心させるために頬笑む。
「森の中でおれを呼んだのは……きみ?」
「っ……!」
それを聞いた途端、少女は感極まったように泣きじゃくり始めた。
泣いている場合じゃないんだけれどな――ケトルは内心冷汗をかく。通路の奥からは複数人の足音や怒声、地響きのような音が近付いて来ている。早く逃げないと、という焦りがあった。
「わたっ、わたしの、声、聞いてくれる人がいた……」
少女は涙を拭い、ケトルを真っ直ぐに見上げた。
「……わたしは、ミーナです。ケトルさん、わたしのことを助けてくれますか?」
「もちろん。そのためにおれはここに来たんだ」
ミーナの手を取り、立たせる。
「あのっ……!?」
目尻を赤らめるミーナの手を引き、牢の外へ駆け抜けた。