『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が胸で眠れ亡霊』読了

秋田禎信


再読。


怪しい女に誘われてクリーチャーとドンパチやる話。
もっと良い書き方がないのですか自分…。

キャラクター同士の掛け合いも楽しく、ゲストキャラも良い味で、なによりバトル描写が迫力あって楽しかったです。中でもリミッター外した状態の主人公のバトルは手に汗握りました。
でも舞台設定に薄暗さを感じるんですよね…。クリーチャーの造形とか。元人間と考えるとより生理的嫌悪感が増します。
今回好きなシーンはボルカンとドーチンや村の子供達も巻き込んで屋敷に火を放つところです。協力プレイっていいですよね…。廃屋放火はロマン。
そしてラストの罠二連発でいつも笑います。
ゲストキャラのおかげでいつになくアダルティな雰囲気が漂っていたのも個人的には好きですねー。結構良いキャラでした。

『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が命にしたがえ機械』読了

秋田禎信


再読。

ボルカンとドーチンを追って水の都へ。
四大都市とか、初めて読んだ当時の私の子供心は大変くすぐられたものです。

前巻で出番の少なかったマジクが妙な方向にキャラ立てを…。
この師弟関係、この頃はまだ平和でしたね…。今読み返すと。

深夜の通りすがりのカップルが妙に印象深いの何故なのでしょうか。
チューリップの鉢植え。水道やガス、ジーンズなど、既存のファンタジー世界と文明が明らかに異なっているのが今読んでも新鮮です。ファンタジー作品って大体中世ヨーロッパRPG風味が多いので。

当時のノリと言いますか、みんなわりと殴ったり蹴ったりしますね。今は「ドカッバキッ」みたいなのあんまり見かけなくなったような気がして、時代の推移を感じます。

モチベーション

つまらない気分の時に小説を書くと、自分でもつまらないと思える小説ができる。

何事もそうなのですが、とりわけ小説を書く時だと筆の滑りが悪くなりますね。

黄昏

画材:色鉛筆、水彩絵の具
最近のカラー絵はいつもこれですね。

今回は珍しく黒を使っていません。全体の色味バランスから、赤と緑の混色で黒っぽい色を作りました。


語りたがりのラツィさん曰く、

『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が呼び声に応えよ獣』読了

秋田禎信


何度目かもわからない再読。


何年か前に前作を購入して読みましたが、あの前作があって次回作がこのテンションなことに振り幅の大きさを感じました。

小学生の時に読んでいたら伯母が表紙で「王子様とお姫様の話」と勘違いしていたのが印象深いです。実際は結婚詐欺に入った屋敷で過去の因縁の相手と再会、という話です。
今読み返すとちょくちょくノリに90年代前半を感じて懐かしくなりました。躊躇いもなく斬りかかるヒロインとか、クリーオウの性格が今読むと強烈です。第二部を読んだ時はこの性格が懐かしくなったりもしましたが…。
アニメ(Revengeしか観ていません)で完全にギャグキャラ扱いされていたような記憶があるハーティアが、読み返してみたら抜け目がない人物として書かれていました。

小学生当時よりも地の文がしっかり頭に入ってくるし、一巻時点で世界観をしっかり作ってあったのだと驚くことしきりでした。
やはり私はこの文体が好きです。こういう文体で書けるようになりたい気持ちはあります。

思い入れがありすぎて作品感想よりもひたすら懐古になってしまいました。


追記で新大陸編のネタバレについて。

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