イルとソーマ。
希望的にアストライアー夫妻と表記することが多いですが、たまにソマイルとかソーイルとかソイルとか表記することもあります。表記揺れです。

物心ついた時から付き合いのある幼馴染みで、その頃から「大きくなったらこの人と結婚しよう」と決めていて、叶えた二人。一人息子も生まれて幸せ。
幼少期にプロポーズ(ソーマが花で作った指輪を渡してキスした)して以来、ずっと「相手にふさわしい自分になろう」と努力してきました。ソーマが学芸都市のアカデミーで六年間勉学に励むその間、イルは仕事の傍らお洒落スキルや花嫁スキルを磨き、ソーマの帰りを待っていました。そしてソーマが帰って来て改めてプロポーズ、結婚に至ります。

二人はアルナーに新居を構えています。互いの家の間くらいの位置です。いずれはソーマの両親と同居する予定ですが、「同居なんてしたらイルと思う存分イチャイチャ出来ないじゃないか……!」というソーマの主張により今のところは別々に暮らしています。

ソーマはとにかくイルを一途に溺愛。他の女は見向きもしないです。他人にも自分にも息子にも厳しいですがイルには甘いです。イルから「わたしだけじゃなくて、もっと他の人にも目を向けて」と切々と説かれているので、コミュニケーションのための努力はしている模様。
ちなみに他人にイルのことを話す時は「幼馴染み兼パートナー(あるいは妻、等々)」という言い回しをすることがあります。微妙にバリエーションがあります。

イルは素朴、純情、恥ずかしがりやな常識人。ソーマのことは大好きですが、恥ずかしさやらなんやらが邪魔して自分からアプローチすることは少ないです。ただし、根が素直なのでストレートに気持ちを伝えます。そしてちょいちょい恥ずかしい台詞を吐きます。むしろノロケ出したらソーマよりもノロケ度合いが高いかもしれません。
出産後間もなく職場復帰したことでソーマの両親と悶着しましたが、ソーマの説得で収まりました。これは、イルの仕事はイルの父親も勤めているから無茶はさせないだろうということと、アルナーには近所の子供同士で子守りをしあうシッター文化があるので委ねた、いうことです。だからロジーが毎日のようにイーアを迎えに来ます。他の子供でも構わないのですが、家が近いのでほぼロジーがイーアを担当しています。

そんな夫婦の関係は、ソーマがぐいぐい行ってイルが振り回される形です。
こう書くとイルは受け身っぽいですね…。どうなんでしょう。
イルが自分のことを好きだと確信しているからこそソーマはぐいぐい行く部分もあります。

イルは元々落ち着いた面のある性格であり、子供が生まれてからはそれが更に顕著になります。慣れもあってか、ソーマがぐいぐい行っても流したりすることが増えます。きっとイルは母親としてどんどんたくましくなっていくのではないかと。ソーマはソーマで、そういう変化を寂しいと思いつつも受け入れるのでしょう。
だから、この二人は過去も未来も安定しています。幼馴染み故の信頼と気安さに裏打ちされ、仮に何が起きようとも決して揺らがない関係。そこに駆け引きは一切無いのが安定感を増しているような気がします。
故に、拙宅の中では「既に完成された関係」であり、一番安定したCPです。その分平坦であり、ドラマ性は無いわけですが…。

彼らはあまりにも安定しているため、物語の主人公の両親役が向いていそうです。この場合のイーアの動かしやすさも凄いです。