20歳頃の
病気が重かったとき。

リスカをして、
自殺しようとして。

日記には
死にたい死にたいと
書いてあったはずなのに。

生きたい、
どうにかして生きたい。
と書いてあった。

リスカも
苦痛を乗り越え
生きていきたいからこその
行動だった。

リスカの跡は
生きたいと願った証、
と思えるけど
どうしても
認められないことがある。

そのときの
自分を肯定できない。

どうして
死ななかったのか。

死ねなかった自分を
恨む。

そしたら今
こんなにつらい思いをして
生きていかなくて
よかったのに。

苦しまなくてすんだのに。

痛いんだ。
つらいんだ。
苦しいんだ。

死んでいれば、
なかったのに。

そう思うばかりで
肯定できない。


いつか
リスカを許せたように
肯定できるように
なれるのだろうか