ダイゴさんに追いかけられる夢を見ました。
言葉にするとご褒美にしか思えませんが、実際体験するとかなり怖かったです。
ダイゴさんが私のことを好きすぎて追っかけてくるなら確かにご褒美ですが、残念ながらかなり違った…。
なんかすげー剣呑だったんだけど、結局なんでそんなことになったかはわからないっていう。



流れとしては、どこかのオフィスビルかホテルでダイゴさんから必死に逃げている私がエレベーターに駆け込んで慌てて“閉”ボタンを押すと、こちらに向かって走ってくるダイゴさんが舌打ちをして階段に向かったのが見えました(この時点でかなりおかしい)。
とりあえず1階に下りてこの建物から脱出しようと思ってたのですが、1階で待ち伏せされてたらどうしようと急に怖くなって、途中の階でエレベーターを降りました。
かなりの高層階から降りてきたので普通に考えて階段がエレベーターに敵うはずがないのですが、夢の中の私のビビりっぷりがヤバい。
とりあえず身を隠さなきゃとエレベーターホールの物陰に身を潜めた直後、誰かが階段を上ってくる影が見えた訳ですよ。誰なのかは言うまでもないですが。
ていうかエレベーター完全に追い越してるし。ダイゴさんの脚力パネェ…。
とりあえず息を殺して隠れ続けますが、まずい事態に気づいた。
私の隠れてる場所は階段やフロアの奥からは死角だけど、エレベーターホールに一歩入れば丸見えだということ。
言うまでもなく、ヤバい。
どうか見過ごしてくれと願うけど、心の奥底では「あ、これ見つかるわ」と確信しちゃってる。
そしてそういう勘ほどよく当たる。
まぁエレベーターがこの階で一度止まったんだから普通に隈なく探そうとするよね。
もうね、夢の中の私が絶望的に馬鹿すぎる。
で、ここまで怖がって逃げ続けたのだから見つかったからには当然殺されると思うじゃん?
でもそうじゃなかった!
よくわからないけどめっちゃ怒られた。
怒られた、というと語弊があるか。
冷たい目(でも語気は強め)で延々と責められた。
そこで初めて私は夢の中の音が聞こえないことに気づきました。
いや、聞こえないのはどうやら夢を“見ている”私だけのようで、“夢の中の私”はダイゴさんの言葉を受けて「すいません」とか「でも、」とか謝罪や言い訳を返してたので、多分ダイゴさんの声は聞こえてたんだと思います。
一方私は夢の中の自分が発した声しか聞こえない(しかも発言の内容的なことは一切覚えていない)。
そんな感じでかなりの長時間(夢なので正確な時間の経過はわかりませんが)罵られ続け、さぞダイゴさんも満足かと思いきや、最初よりもずっと激しい怒りの表情で私を一瞥して去っていきました。
もうね、カンカン。激おこ。
「言語道断!ボクが相手だ」のシーンが霞むレベル。
泣き出さなかった夢の中の自分に拍手を贈りたい。

当然のことながら精魂尽き果てた私は、階段にひとり項垂れて座りこみ、顔が上げられない。
段差が低めの階段に腰かけてるので多分正面からはパンツ丸見えだろうけど、もう指先一本動かす気にもなれない。
その後、おそらく女友達が来て慰めてくれたような気がしたけど、相変わらず声は聞こえないし視界には自分の膝しか映らないので、結局誰かはわかりませんでした。



夢の内容は以上です。
私は普段ゲーム脳が祟ったせいか、第三者視点?神視点?で夢を見ることが多いのですが(自分の姿が視界に映る感じ。ただし思考や感情はリンクしている)、今回は普通に現実と同じような視点でした。
マジFPS。臨場感パナイ。
一晩中エアコンつけっぱだったのに、起きたら背中汗びっしょりだったもん。
第三者視点よりも登場人物視点で夢を見る人の方が多いらしいですが、みんな夢見るたびにこんなに疲れてんの?可哀想すぎない?

正直なところ、これは紛れなく悪夢にカテゴライズされるべき内容だと思うけど、ダイゴさんが出てきたというだけでオールオッケーな気がしてくるから不思議。
こんなに大好きなのになかなか夢に出てきてくれないんだもんなー。
ましてや、そのレアな夢の中で直接話をすることなんて本当に稀だし。

それにしても、夢の中の私は一体何をしでかしたんでしょうね。
ダイゴさんのあの怒りよう…世界中の石をスライムに変えるスイッチでも誤って押してしまったんだろうか。


今までの人生の中で「あー、やべーこれ絶対怒られる」って察知した経験は数えきれないほどありますが、今回みたいに逃亡(物理)したことはさすがにありません。
言い訳を考えたり、自分がやったという証拠を隠滅したり、せいぜいがその程度です。可愛いもんです。
逃亡はいかんよ、逃亡は。
と言いつつ夢に見るってことは逃走願望でもあったんでしょうか。
まぁ結局捕まったけど。