溢れかえって 落ちるゴミを
誰かに持ち去られるのが怖くて
吐瀉物を撒き散らして
寄せつけぬように
ただ寄せつけぬように

抱え込むには 指は少なく
腕の数も体の幅も足りなくて
それでも僕は投げ込むんだ
僕自身さえも
深く埋もれんばかりに

向き合う時間ならば
いくらでもあった
時間さえ
犠牲にしたなら

遠巻きに見つめる
君の中の僕が
僕を見る
その事実も捨てて


他人事の僕よ
ごきげん如何?
君が僕から離れたように
僕も君から離れ
僕となるけど

他人事の僕よ
いたむ心は
まだその手にありますか?
ただ君はその身を
案じてます



話題:突発的文章・物語・詩