管理人の住む愛知県の隣り、岐阜県に「日本大正村」と名付けられたテーマパークがあります。
一定の区切られた場所ではなく、恵那市明智町全体で大正時代の雰囲気を保存・再現しようとしているようです。
過去に一度訪問してみましたが、確かに大正の街並みや建築物はあちこちに点在しています。
でも、隣が現代住宅で普通に生活していたり、とても町全体で大正ロマンを満喫とはいきませんでした。
次に訪れることも、このブログに載ることも無いだろうな、と思っていたのですが……なんと、電話をしてしまいました。
こんな訳です。
明智町は古くは明智城の城下町。
大正村のすぐ東の山に明智城があるのですが、この地方では珍しい遺構が残っています。
但し、春から夏にかけては草ぼうぼうで、まともな写真は無理!
草の枯れる時期を待っていたのですが。
先日、そろそろかな?と情報を仕入れる為にパソコンをポチポチ……すると、こんな記事が。
明智城、伐採により入山禁止!
えっ!……個人のブログでしたが、目の前まで行って引き返したとの事。
なに?と思いながら、まずは恵那市のホームページにアクセスしましたが、伐採の記事は見つからず。
観光協会のホームページには、明智城は載ってない。
それならと、大正村のホームページへ……明智城は載ってますが、入山禁止の記事は無し。
大正村のホームページ・パソコン版には、明智城は近隣の史跡として掲載。
携帯版ではご丁寧にも、明智町(日本大正村)歴史探訪コースの中、遠山家探索コースとして紹介されています。
そこで、翌日の朝を待って大正村に電話。
その会話のダイジェスト。
「もしもし」
「はい、大正村です」
「お尋ねしたいのですが、現在明智城には入れないと聞きましたが?」
「ああ、伐採中で入山禁止ですね」
「それで、いつ頃まででしょう?」
「さぁ、2月頃までかな?」
「確認するにはどうすれば?ホームページには何も書いてないようですが……?」
「ホームページって、どこの?」
「もちろん、大正村さんのですよ」
「ああ、でもうちの管轄じゃないから」
「管轄じゃないって、ちゃんと歴史探訪コースとして紹介してありますよね。これを見て行かれる方もいると思いますよ」
「そんな事言われても、とにかく管轄が違うから……」
この辺りで、バカバカしくなって電話を切りました。
しかし、久しぶりに聞きました……管轄が違う!
こんな言葉、近所の役所でも最近は聞かないですよ。
なんとなく、運営方針の一端が理解できたような気がします。
ともかく、現在明智城には入れません!
全国の城巡り中の方、お気をつけて!