9月11日。
国産初のGPS衛星「みちびき」が打ち上げられる予定です。
GPS……グローバル・ポジショニング・システムの略で、衛星使用測位システムのこと。
いまやカーナビに代表される各種ナビゲーション、携帯やゲームでお馴染みですね。
それでは、国産の衛星を打ち上げる理由は?
現在のGPSは、アメリカの衛星を利用。
お察しの通り、元々は軍事用で、合計31基で世界中をカバーしています。
例えばカーナビは、衛星からの電波を受信して自分の位置を決定します。
そのためには、4基以上の衛星の電波を同時受信しなければなりません。
ところが現在のシステムだと、日本では1日に2時間ほど、正確ではない時間帯が出来てしまうそうです。
また、山やビルに電波が遮られたり反射したりで誤差がでる事も。
これらの弱点を補う為、日本上空を飛ぶ衛星が必要になるわけです。
今回打ち上げられる「みちびき」が1号機。
あと2機打ち上げれば、精度1mのシステムが完成するようです。
ここ、どこ?って事はなくなりそうですが……こんな噂も。
今時の携帯は写真を撮った時、自動的に位置情報の入ってしまう機種があるようです。
もし機能をOFFにせずブログなんかに掲載したら、位置を特定される恐れが……精度1mで!
噂を、もう一つ。
カーナビが衛星に位置情報を送ってる!?
これは、誤解です。
現在のGPS衛星は送信専用、カーナビは受信専用。
一方通行です。
セキュリティー会社で使用される位置監視システムを構築するためには、別の通信チャンネルを開いて、位置情報を改めて送る必要があります。
ところで、管理人はカーナビなんぞ持った事がない!
当然、GPSがどんなに高精度になっても関係なし。
まぁ、紙の地図が好きだから良いんです。
だから、買えないじゃなくて、買わないんですって……