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アイルランドを知れば日本が分かる




えええー本当?と言いたくなるような題名。でも中身は・・・私と同じで、アイルランドにすっかり魅せられてしまった元アイルランド大使の、アイルランドネタ帳です。(笑)

アイルランドと日本のつながり・アメリカとアイルランド・イギリスとアイルランドのつながり。研究書ではないから、読みやすいし、なによりインターネットで時々見かけるほど、濃いアイルランドネタでもない。
私が知っていること+私が知らなかったことは少々、って感じかなー。(それは言い過ぎ?失礼?)

自分と同じような人が(立場は全く違うし、一緒にしていいのかい?)いるんだなーと嬉しくなった初めての本。
アイルランドについては
「地球の歩き方」とケルティックウーマンのCDに付いていた解説、ネット検索、くらいしか情報源がない私に、新たな1冊が加わった。新聞を隅々まで読んでいてよかったー。(新聞の広告でこの本を知った)

時間のない国で



「時間がない〜!」
が口癖になってしまっている人、「○○する時間がなくて、暗い気分」という人におすすめ。


この本を読んでから、「時間がない時はきっとどこかで、この本のような事が起きてるんだ」と思うように。
(だから友達に「いっつも楽観的だね〜」とか言われるんだよ、あんた(笑))

いや、でも、こう考えたら楽しくないですか?・・・ね?ネガティブな発言を、わざわざネット上でしてもねぇ。ツイッター以外で。
向こうの世界とこっちの世界の「行き来がある」世界で、こんな風に時間が・・・(ネタバレしちゃう)

CDがなくても、アイルランド音楽を楽しめる&アイルランドの豆知識ふえちゃう。こんな小説めったにないですよー。

ちなみに、シリーズ3巻まであって、各巻上下2冊組にて、出版済み。

英語タイトルの「ニューポリスマン」(新しい警察官)の意味とは?
アイルランド音楽と時間にどんな関係が?!
主人公の家に秘められた暗い過去が、あばかれる!

こうご期待!・・・なーんちゃって。(笑)

アイルランド民話の旅





「商品レビュー記事」というやり方を見つけたので、今回からは、本の写真付き。


アイルランドの民話がいっぱい詰まっている本。レプラコーンや、フィンマックールも出てくるし、名もない妖精たちのいたずらがいっぱい。

何度読んでも飽きないし、巻頭に書かれている「アイルランドが民話を消滅させないためにどんな苦労をしたかについて書かれた文章」は必読。


所々にはコラムも挟んであり、これがまた、必読。
「妖精が残した旋律」の話。(ええー、妖精の音楽なんてあるわけないでしょ、なんて言わないで)
「アイリッシュクロシェレース」というレース(手芸のほうのレース)について。
アイルランド料理について。


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アイルランドって、
すごいと思う。テレビが入ってきて、生活が豊かになって、民話を暖炉の前で聞くという風習が減って。ゲール語を理解できる人も少数派。
それでも「アイデンティティ」「独自性」を守るために必死になるアイリッシュ(の上中流階級)の人々がいたことが。

とはいえ、生粋のアイルランド人より、先祖がイギリス人の、「アングロ・アイリッシュ」のほうがお金と余裕があって、かつ「アイルランドの独自性」に興味を持っていた。
・・・らしく(ウィリアム・バトラー・イエィツやグレゴリー夫人などなど)それが、皮肉だよな。

ネイティブの(アイルランド)ゲール語話者は、自分の使う言葉だから、それが「保存」「文化」の対象だと言われてもピンとこなかっただろうね。
アイルランドゲール語は「貧乏人の使う言葉」と、アイルランド人自身から嫌われ、英語を覚えなさいと言われて、言葉は衰退して・・・。
まあ、実際に。英語圏だったからアイルランドは発展できたし、移民も成功できた、とも言える。

今、アイルランド語学校が人気なのは救い、かな。少数言語にロマンを感じる人としては。

光を運ぶ娘




「光を運ぶ娘」O.R melling 著

「妖精王の月」の後の世の、物語。主人公ダーナはカナダ人の父とアイルランドで暮らしている。母はダーナが幼いころ、突然いなくなってしまった。父がカナダに戻ろうと言い出し、アイルランドにいたいダーナともめてしまう。
そんなある日、父に連れられていった「低地の谷」の森の中で、不思議な女性に「ある使命」を託されて・・・。


ウイックロー山脈を舞台にした物語。特に、グレンダロッホの出てくるあたりが好き。「時間が何層にも渡ってダーナを取り囲んでいる」っていう世界観が。
7世紀にそこで修行していた聖ケヴィンに助けられたりもする。
そしてなにより、「オオカミ」。短い間だったけど、オオカミがダーナを助けるシーン、どれをとっても忘れ難い。
妖精国の市場のシーンも楽しくて好きだな。


毎度のことながら、言葉ではうまく魅力が表わせない。私の語い力が貧困なのか?
この本に仕組まれた「妖精の矢」(ささると色々なことが起きる、妖精のいたずらの一種)がささったとしか思えない。何度読み返しても、読み飽きない。アイルランドに行きたくなる。他人に「読ませたく」なる。

妖精王の月





「妖精王の月」(The hunter’s moon)
O.R メリング(O.R melling)著


アイルランド好きになったきっかけ。たぶんシリーズ第1作。


アイルランド、タラの丘の「人質の墳墓」でキャンプした、フィンダファーとグウェン。
しかし、それは妖精の掟をやぶることだった。
妖精につれさられた、いとこのフィンダファーを探す、グウェンの旅が始まる。


なんといっても、あちらの世界とこちらの世界の共存ぐあいが、その世界観がすばらしい。
アイルランドを一緒に冒険している気になる。
「ラブストーリー」なのかもしれない。でも私にとっては現と夢の共存を肯定してくれた物語。

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