映画「ブルックリン」を見てきた。
1950年台あたりのアイルランドとアメリカのブルックリンが舞台。
アイルランドネタがちりばめられてて、それが分かるのが楽しい。
アイルランド人のホームレス達が、実はアメリカを陰で作った人々だなんて。主人公の時代はひどい扱いはなさそうだけど…。1950年台より前に移住したアイルランド人がアメリカでどんな地位だったかを伺わせる…。警察官がアイリッシュで、という会話も、昔はよくあったらしいし。
(「アイルランドを知れば日本が分かる」参照)
あのシャン・ノースの歌い手さん有名人なのかな?プロかな?めちゃくちゃ上手かった。エイリシュでなくても泣く。「マグダレンの祈り」の女優さんが出てて驚いた!ノラ=ジェーン・ヌーンさん。相変わらずのキリッとした眉で、変わらないきれいな人。主人公を優しく見守る感じが出ていて、よかったな。アメリカ移住者の先輩って感じ。
アイルランド映画というと、どうしても暗い話になりがち。最近は生き別れた親子ばかり見ていた気がする。明るいとは言い切れないけれど、このブルックリンはなかなか前向きになれる映画だった。
自分自身が今、まさにホームシックの最中だから余計に、か。前の職場を夢にまで見た日にブルックリンを見るのも妙な巡り合わせ。