カスタード風のなにか


2016/4/9 Sat 23:39
呉弾丸旅行記


去る3月末に、広島は呉に弾丸旅行をして参りました。


もちろん1人です。


歴史オタとミリ好き、萌ミリクソ野郎という三方向から理解に苦しまれるであろう趣味がばれてしまうわけで、私の被害は計り知れません。


さらにつけ加えると明治から戦中の建築も大好きなんですが…。


回ったのは本当にわずかで、入船山公園に大和ミュージアム、それから江田島くらいです。
あきしおを目の前にして入れなかったのは本当につらい。



入船山公園は戦前建築が三度の飯より好きな私は垂涎ものでした…。



まず圧倒されるのは時計塔です。大きい。
呉軍港空襲で針が破損してしまったそうですが、今はちゃんと直っています。



見張り塔は呉鎮守府独特のつくりだそうで、電話ボックスくらいの大きさ。
兵隊さんが乗ってすり減った石段がありました。

明治期に作られ、移築された火薬庫は絵と不発弾や薬莢、陶製手榴弾など結構年代はばらばらですが教科書で見るようなものもちらほらあるような展示室になっています。
ここでボランティアの方が戦中の体験談を話してくださいました。
詳しくは書きませんが(自分の足で行って聞いた方が、断然いいです)、結構ショッキングでした。

高角砲と明治期の砲も灯籠みたいな感覚で置いてあります。なんだここは。
ボランティアの方には内装について熱く語っていただきました。
壁紙とかは特に気にしたことがなかったので、これを機に勉強してみたいと思います。
しかもこの来客用の洋館にあるピアノは明治時代ドイツから輸入された実物だそうで、ペダルがしっかり効かないんだとか…。
戦中にペダルの金属部を引っこ抜いて供したりもしたそうです。

この部屋に入る前には金ピカの大和や、レトロで可愛い椅子、陸の上なのに軍艦式のトイレ…などなど、色々なものがあります。
この椅子、占領軍がぜんぶ持ち出した中で(壁紙も剥がされたそうです。なんせお高いからね。金になるんだそうです。)唯一残っていたものだそうです。籐で編んである椅子なんですが、二重に編んであるんです。コロンとしたフォルムがなんとも可愛い。
百貨店のカタログと照らし合わせると、だいたい昭和初期頃のものだろう、とのこと。
やっぱり昭和初期は最高だぜ。

ちょうど裏庭の山桜が満開で、とても綺麗でした。


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