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大切な

九月二十七日。
山口は雨でした。
思うことをやめたら、
考えることも止まってしまう?

その日の出来事を、
一生忘れずにいられますか?
冷たい雨の記憶や川原の匂い
明後日からの仕事のことや
メールの返信ができないでいることの後ろめたさ…

向こうから歩いてくるお婆さんと足下のシーズー犬に、その足音に
大切な人の目が優しくなる。

その時、アイコスを喫っていたこと。
その瞬間、生きているのを感じたこと。

私たちはすぐに忘れてしまい、
もう一生涯思い出さないことがたくさんある。

九月二十七日、
もう二度と
繰り返してはいけないのです。

さよなら、さよなら、

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