【まにまに!】冬着

たっくんの冬着。
完全防備でないと外でたくない寒がりさん。部屋着でもしっかり寒さ対策してます。


こちらでも雪が降りましてとても寒いです。
車の運転する方、お気をつけて。

【まにまに!】空打ちハートビート【コラボ】

『次の対決の日時を決めたい』

いつも通りの、簡潔なメール。始める時は決まって件名に『林部』と名前を入れるほどの几帳面さは今、返事を打つ琴巴にとって、彼らしさであり、良いところであると思っている。


『そうですね、冬休みに入ってしまったらなかなか会えませんし……ちょっと予定を確認してみます^ ^』


琴巴は通学カバンからスケジュール帳を取り出し、パラパラとめくる。


(空けられる日は、なさそうですね……)


テスト期間中は集中したかったこともあり、メールでは琴巴から対決を持ち出そうとしなかった。そしてそれが終了すれば学内のイベントがあり、あっという間に冬休み。林部の実家は自転車屋だと本人から聞いているので、年末年始、彼がどうするのか容易に想像がついた。どうやら、対決は先延ばしになりそうだ。


『すみません。早くても冬休み明けになりそうです(>人<;)』

『そうか』

『年末年始でいいお店、探しておきますね!』

『分かった、空いてる日があったら教えて欲しい』


今日は集団下校の日で、視線を携帯から逸らすと、生徒たちがぞろぞろと移動していく。
そういえば、本屋に用事があったことを思い出し、急いで『それではまた、良いお年を!』と彼にメールを打つと、席を立った。

「えぇと、これから出るとなると電車の時間は……」

言ってから、カバンの中で携帯の震える音がした。きっと林部からだ。先ほどの流れからするとメールを終わらせる挨拶だろう。しかし、いざ確認してみれば。


『古市、お前さ……俺に気があるか?』

「……今、何と?」


眼鏡をずらし、文章を再確認する。


「なっ……!いきなり何を言いだすんですか!」


自分のことを好きかどうかなど……からかわれている?送り主の意図が、見えない。しかし、送られてきたからには返事をしないと林部に失礼だと琴巴は困惑しつつも編集画面を開く。早鐘を打つ心臓を押さえて。


(どうしよう、なんて返そう……)


こんなにもストレートに聞かれるとは思っても見なかったが、嘘をついている感じはしない。それなら素直に答えるべきだろうと……。


(だけど、からかわれたんだとしたら、逆に勘違いされてしまいそう……)

(林部くんのことは、嫌いじゃないのに。)


本文を書いては消し、書いては消し……考えてる内に、再びメールの着信音。その送り主の名前に彼女は戦慄いた。だいぶ、待たせてしまったと後悔する。


『さっきの話は、気にするな』


ふっと肩の力が抜ける。しかし、ホッとしただけではない。


(優しいんですね。じゃあ、なんで聞いたんですか?本当にからかっていただけ?だとしたら……真面目に考えたメールの返信は、このドキドキは、どうしてくれるんですか)


メールでは、顔が見えない。どうしようもない。彼女は『そうですか。びっくりしちゃいました(о´∀`о)』と、思い切り曇った顔で、送信した。


(そう、彼はあくまで友達で、競争相手……)

====
どうも、こんにちは。らいあなです。
砂糖菓子さん宅の林部くんとのお話を(実際に会っているわけではないのですが)書かせていただきました。砂糖菓子さんのところで拝見させていただいた件のメールの内容は少しアレンジしています。

まず、林部くん、佐々木くんも……ごめんなさい。あなた方を悪者にするつもりはないんです。けれど、事情を知らないから彼女はとてもびっくりしてます。 これで対決をやめたりとかはないでしょうが……いろいろ聞かれるかもしれませんので、その時は話してあげてくださいね。冬休み明けに、また会いましょう。

さぁ……今後の展開、ゆっくり見守っていきましょう。
砂糖菓子さん、改めてコラボさせていただき、ありがとうございました。

【まにまに!】「ことちゃん」【うちの】

「全科目平均以上。……ま、いいんじゃない」

冬休みも目の前、期末テストまでの限定で古市琴巴の教師役をしていた垂水拓久が、彼女の成績表を覗き込んでボソッと告げた。
中間考査では苦手とする科目で平均以下の点数を出したということもあって、補習で冬休みを潰すかもしれない不安から、拓久に助けを求めたのだ。最初は「何でここで俺なの……」とあからさまに気だるげだったが、押しに押されて拓久の方が根負けし、それからはこの図書館で閉館まで毎日一緒に勉強していた。
おかげで教える側の拓久も自分の勉強になり、お互い納得のいく結果だったようである。

「本当にありがとうございました……!」
「……いいって」

感謝の言葉を繰り返す琴巴と、照れ臭そうに頭をかく拓久。すると、背後から突然二人の肩を抱く者がいた。

「お二人さん、どうしたの?」
「わっ」「きゃっ」

ここが図書館の中で無くて良かった、と拓久は安堵した。そっと口元に指を宛てがうと、細い腕は二人をあっさり解放する。たとえ外でも大きな声を出すのはご法度だ。
距離を少しとると、現れたのはにこやかに笑う少年。背が高く細身で、骨格は男性のものでも、その柔和な表情を見ると「中性的」という表現が妥当か。肩までかかる髪をハーフアップにして、花柄のバレッタで留めているところも、女性的なものを感じるだろう。

「ふふふ、とっても仲が良さそうだったから、つい参加したくなっちゃって」
(あっ、同じ制服……)
「ふぅちゃん……こいつといる『俺』をみたから、だろ」
「あらっ、そうとも言うわね。たっくん鋭いわぁ。あっ嫉妬深い女とかそういうつもりじゃないから安心して?」
「それ以前にふぅちゃんは男だろ」

変わってるな、と蚊帳の外の琴巴はただ引きつった笑顔で二人のやりとりを見ていた、と、視線に気付いた彼が、彼女の手を両手で包み込み、かがんで目線を合わせた。

「いきなりでびっくりしたでしょう、ごめんなさいね。私、この子の知り合いで遊馬颯翔っていうの。良かったら貴女の名前、教えてくれない?」
「古市、琴巴です」
「琴巴ちゃんね、わかったわ。……うん?」

颯翔と名乗る少年はしばし思案顔になると思い出したように口を開いた。

「貴女もしかして……『ことちゃん』って呼ばれたりしてない?」

琴巴の頭の中にぼやけた何かが映る。ことちゃん。確かに、小さい頃どこかで呼ばれたような記憶。しかしそのイメージは鮮明になることはなく、ついに彼女は思い出せず申し訳なさげに肩をすくめた。

(でも、不思議……確かに、そんなことがあった気がする)

「ちょっと、分からないです」
「そう……そんな感じがしたのだけど、気のせいかしら。今のは気にしないで、ね」
「ふぅちゃん、あんまし困らせるな。変な人に思われるぞ」
「やぁねぇ、そんなことないわよ」
「そうですよ、そんなことないです」
「うわ……俺が悪者かよ」

話しているうちに、外はすっかり薄暗く風も出てきた。送っていくという颯翔の案は、この時間なら大丈夫と却下され、二人は駅に向かうという琴巴と別れた。

「……ことちゃん、て、まだ信じてるのか」
「たっくんも覚えてたの?意外だわ」
「一言余計。俺はふぅちゃんが言ってから思い出した」
「そう。まさか、ね。……突然いなくなった初恋の人と偶然再会、なんてループものか少女漫画だけの話」
(強制的に終了した初恋をここまで引きずるあんたも、大概だとおもうけど)

「たっくんも確かあの時かしら、好きな子がいたのよね。私には教えてくれなかったけれど」
「もう覚えてない」
「照れちゃって、恥ずかしいだけじゃない?」
「あー、恋バナは女子とやってくれ。だいたいふぅちゃんはガキの頃から……」

仲良く並んで歩く二人。アルバムをめくるように、そういえばあんなことがあった、こんなことがあったと過去をぽつりぽつりと語り合いながら、冬の夜は深まっていく。

→→→
はい、どうも。らいあなです。今回は全員を出してみました。もう新学期始まってるのに……逆行しててすみません!次は多分新学期からの話になると思います。

過去を思い出せない琴巴、過去を押し隠す拓久、そして過去に何かを感じた颯翔。今後の展開はどうなるのでしょうか。

小ネタ。
颯翔はかなりおしゃべりなので、セリフがいちいち長かったりします。まるでおばちゃ……って言ったら彼に失礼かな。

それでは、今回はここまで。

【まにまに!】おせっかい【うちの子】

「1番上までボタン留めるとか真面目過ぎだろ!イメチェンでもした?」
(あー息苦しくてたまんない……そもそも俺のせいじゃない。『これ』はあいつが……)

ー今朝。

「あら、たっくんじゃないの!久しぶりねぇ」
「って、ちょっとたっくん!?なんて頭……まぁ、首元もすごく寒そうじゃないの!マフラーは!?持ってない?しょうがないわねぇ、……こうしておけば寒くない。明日からはちゃんとしなさいね?女の子どころか私にもモテないわよ!」


(あんただって胸元開けてただろ……)
(あいかわらずのマシンガントーク……そして応急処置と称したお節介……でも、心配してくれてるんだから感謝しないとな)

---
拓久と颯翔のちょっとした、意味のない話。
長年の付き合いがあると、許せるようになることもありますよね。

【まにまに!】遊馬 颯翔【交流用】

新キャラ、颯翔くんを紹介しようと思います。既存キャラ二人に関係のある人です。

遊馬颯翔(あすま ふうと)

理数科の二年生。部活は陸上部で、種目は長距離走です。
垂水拓久とは小学校、中学校が同じで、結構長いこと同じクラスだったので仲はいいほうだと思います。桜聖学院入学後、二年連続で違うクラスになってしまいましたが現在でも、拓久は颯翔のことを「ふぅちゃん」、颯翔は拓久を「たっくん」と呼ぶ仲です。

仕草、言葉遣いが女性っぽく、いわゆるオネエさんです。小さい頃から妹二人の世話をするのに母親の真似や妹達に合わせて女の子の遊びをずっとしていたらいつの間にか女性的な感覚や家事育児のスキルが身についていったみたいですね。身体は男性でも、遊馬家の中では「お母さん」「お姉ちゃん」のつもりでいるようです。
学校では言葉遣いにちょっとオネエ成分入ってるかな?程度に抑え気味ですが、休日はオネエさん全開です。女装はしないけどオシャレはします。オネエ全開のギャップにびっくりして引いちゃう人も少なからずいるでしょう。
一人称は「私」、二人称は「貴方(貴女)」です。仲良くなると親しみを込めてあだ名をつけることがよくあります。

そんな雰囲気の彼は姉御肌で、困っている人は放っておけません。相手が女の子や年下ならなおさらです。しかし「まぁまぁ、貴女女の子なんだから……ここは私に任せて頂戴ねぇ」と、特に女の子に甘い部分があります。彼にとって女の子と接することは可愛い妹の面倒を見る、くらいのイメージでしょうか。

好きなものは可愛いもの、食べ物なら野菜系とかヘルシーなもの、趣味はジョギングです。逆に苦手なものは、曲がった事や男臭い事、嫌いな食べ物は脂っこいもの、見た目が良くないものです。理想のタイプは、一生守ってあげたくなる小動物みたいな子、らしいです。

琴巴とは小学生の時に出会っていまして、琴巴が転入して来て、たまに一緒に遊んだりしてました。そして、彼の初恋の相手はなんと、琴巴なんですねー……どういう経緯かは後々明かすことにします。


「こんにちは。私の名前は遊馬颯翔よぉ。まぁ、気軽にふぅちゃん、て呼んで頂戴?たっくんやことちゃん共々、これからよろしくお願いねぇ。ふふふ」


彼についてはこんな感じです。もしご縁があれば、仲良くしてあげてくださいね。


画像、襟のラインがなかったので修正してあげ直しました。
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