人と食事する楽しさをもう忘れてしまった。

食事って人と関わるたびに何かとつきまとってくる。それがすごく煩わしい。そう思うとまた人と関わるのを避けてしまう。過食中なら何だって、いくらでも食べられるのに、過食以外のときは変な拘りとルールに縛られて。どうしてそんなに固執するのか意味不明だけど、それだけ頑なであっても思いがけなくルールから外れてしまった途端に全部どうでもよくなって過食に切り替わってしまうものだから、まるでいつも爆弾を抱えているみたい。張り詰めていたものが爆発すると何が何でも過食優先になってコントロール不能になる。予定なんか放り出して結局一人で大量の食料を買い込んで貪り尽くして。止められない。望んでいないのに泣きながら身体に詰め込んで、それじゃ何も満たされないけど、そうするしかなくて。いつも食べたいとか食べたくないとか葛藤して、痩せたり太ったりしんどくて。食欲も感情も暴走して、泣いたり苦しんだり、もう、こんなのうんざりで。

全部奪われてしまう。時間、食費、自信、人との繋がり、信頼、わたしがわたしである感覚。その時は無我夢中で、でも確実に失われていくものはあまりにも大きすぎるから。取り戻したいと過去に囚われて前に進むことも出来ず、それで時間が戻るわけでもなく、ただ立ち止まってる。

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痩せたらわたしに言えるんだ。
大好きだよ。愛してるよ。