頭がぼーっとする。また過食衝動を止められなかった。また思ったように行動出来ない。でもわたしはいつも誰かの所為にして。何かの所為にして。ただ対応できない現実から逃げたいだけなのだと思う。それを許してもらえる道を必死に探して都合いい言い訳を探してる。誰かと対等に向き合う勇気なんて微塵もない。だってわたしという存在が嘘ばかりでできているのだから。病気は隠し通したくて、元気で明るい人間に見られたくて、自分の信念や考えなんて無いからいつかの誰かが言っていた台詞を借りたりして、わたしはひたすら笑顔をつくり薄っぺらい言葉を紡ぐ。薄っぺらいけれど、それがわたしの精一杯であって。そもそも人と深く関わるなんて恐ろしいと思っているからそれでいいのかもしれない。ノーリスクノーリターンでいい。信頼関係を築けている周りの人間を目の当たりにすると憧れたりするけれど、わたしには何かいつも足りなくて、その欠如しているものを見つめ直すことのほうが重要だったりすると思う。何も信じられないというのはとても哀しいことだけれど。わたしだけが特別な事柄なんて何ひとつ存在しない。わたしの代わりなんて本当にいくらでもいて、わたしでなければならない位置もどこにもない。空虚感だけが残る。

≪   top   ≫

痩せたらわたしに言えるんだ。
大好きだよ。愛してるよ。