「どうしてそこまでして彼氏が欲しいかねー。」
「もう24なんだぞ！急がないと行き遅れる！青春を取り戻すんだ、私は！」

気合いを入れてメイクをして、自身を取り繕って、顔も中身も問わないとまで焦り出して。あんたはそのままが一番いいのにさ。

「…ま、誰も貰ってくんなかったら私が面倒見てやるよ。私は結婚する気ないし、女二人の気侭な生活も悪くないんじゃない。」



私に嫁に行くななんて言う資格はないから。せめて最後の最後の伴侶候補にくらい、立候補させてよ。