話題:彩雲国物語
♯8 《人事を尽くして天命を待つ》
「邪仙教の言うとおり、病気が私のせいだったらどうしよう」
「そんなことは絶対ない」
「一人にしちゃったら、ごめんね父様」
「大丈夫。君は無事に帰ってくるよ」
「いつも私、父様に心配ばっかり…」
「してるよ。いつでも心配している。だから帰っておいで。私だけじゃないよ。たくさんの人が君を心配している。帰っておいで。行くなと言って行かないでくれるなら、幾らでも言うんだけどね」
「邪仙教の言うとおり、病気が私のせいだったらどうしよう」 このセリフに涙が…
「黎深様、帰ってきますよ。そしたらまたみかんを送りましょう。とても喜んでいましたよ」
「同じものは芸がないから他の何かを考えろ。今度こそ玖琅を出し抜けるようなやつを」
「善処します……玖琅様から、縁談のお話が来たんですけど……俺は今のままでも結構幸せです。まあ、俺も秀麗も、多分まだまだ、目の前のことで手一杯なんです。たまにみかんを一緒に食べられれば、十分ですよ」
「お前の好きにすればいい」
「帰ってきますよ」
「国だのなんだの、まったく面倒なものを好きになったものだ…他のものならいくらでも贈ってあげるのに、やることじゃないじゃないか」
「みかんは嬉しそうに食べてましたよ」
「当然だ。秀麗のために改良研究させたんだからな。あの時も喜んでくれた…」
秀麗の幼い頃かわいいいいいい 黎深の指まで食べちゃったよ可愛いよ可愛いよ
女嫌いの絳攸だけど、秀麗となら結婚しても良い相手なんだろうね まあ恋愛感情はないだろうけど
絳攸と結婚したら一番喜ぶのは黎深なんだろうな… 良い親子だ
♯17 《浮き沈み七度》
「影月君、今まで一緒にいてくれてありがとう」
「…それは、僕の台詞です」
「ううん、本当にたくさんたくさん、ありがとう、影月君」
「何かあったらいつでも呼んでください。飛んで行きます」
「私も飛んでいく! いつでも心には翼が生えている。心の友よ、困った時には空に向かって私の名前を呼ぶが良い」
長かったなあ 国試が懐かしい
「私ね、なりたいものができたの」
「あ、分かった。お医者さんね」
「ううん、私、官吏になる」
「え?」
「秀麗お姉ちゃんみたいに官吏になって、誰かを助けに行くの。たくさんたくさん勉強する。そしていつか、絶対にお姉ちゃんみたいになる。それまで待っててね。絶対待っててね」
「私がこの子の後見人になります。必ず、状元合格させて見せましょう。それまで朝廷で、どうかあなたらしく、頑張られませ」
「朝廷で…私らしく…」
「お姉ちゃん?」
「ううん、ありがとう、シュウラン」
「シュウランも私も、心から本気ですよ、紅州牧」
「じゃあ、シュウランが来るまで、絶対頑張らなくちゃならなくなったわね」
「そうよ、絶対待っててね」
「ええ」
ここ泣けたあ 冗官になってしまった秀麗だけど、シュウランの言葉で救われたよね この子が未来の女王の支えになるのかな
♯22 《獅子身中の虫》
「だって、これでようやく私も父様もお荷物じゃなくって、静蘭と並んで歩けるもの!」
ぐっとくるなあ この辺りの作画良かったな 秀麗が可愛い…
♯24 《情けは人のためならず》
「それを決めるのは私ではなく秀麗だ。私は秀麗が元気であればそれでいい。他に何も望まない。秀麗自身が決めることだ」
♯33 《月日変われば気も変わる》
「じゃあまたね、王様」
「…あ」
「なに?」
「いや、なんでもない」
「楸瑛兄様もいなくて、珠翠さんも行方不明で、秀麗ちゃんもいなくて、寂しいんでしょ」
「…うん…」
「そうね…寂しいわよね…ま、もう少しくらいなら、いてもいいわよ」
「よかった…劉輝は、十三姫にああやって、本音が吐けるんだ…
私がなくても、夜を一人で過ごさなくてすむ…寂しい気持ちにならなくてすむんだ…本当に、良かった…」
そっか…劉輝はもう、私がなくても寂しくないんだ。よかった。
でも何だろう、この胸のもやもやは。
悲しいね…
♯37 《目は心の鏡》
「劉輝!」
「無事で…無事でよかった…! どれだけ心配したか……」
「秀麗殿はあなたを迎えに来てくれたんです。眠っているあなたを見て泣いてましたよ。果報者ですね。何が何でも貴陽に帰らないといけませんね」
♯38 《刎頸の交わり》
「これは、例えばの話ですけど、もしその時の迅さんに、極刑の判決が出たとして、私が担当官だったら、多分、法律どおりに、死刑にしていたと思います。たとえ誰かに、こっそり死刑にしたことにして、助けて欲しいと頼まれたとしても、一部の人だけに特別なことは、おかしいですから。
でもその時の私が、判決を出す前にいろいろな状況をかんがみて、情状酌量の余地があると思ったら、貴陽の刑部尚書でも何でも相手取って、法律の方を変える道を選びます 迅さんが死刑にならないようにするために、迅さんが助けた女の子のために、私は彼の死刑回避のために、あらゆる努力を尽くしたと思います。誰もがお日様のもとを歩けるように。藍家でも司馬家でもない、普通の人がもしそうなったとしても、同じように助かるように」
♯39 《縁あれば千里》
「…すまな…かった」
「いいえ」
「余は、まだ間に合うだろうか」
「……そうなるように そうなるように、全力を尽くしましょう。我が君」
ま、これでよかったんじゃねーの? このまま俺があの女の側にいても、また長官に利用されるだけだしな。今頃話聞いて怒ってるかなー。甘いからなぁ、あのお嬢さん。でもま、一度経験したことは二度と繰り返さない女だからな。教訓、俺の最後の置き土産ってわけだな
「タンタン!! バカタンタン! あんた私が肩代わりした賠償金、返済しないで踏み倒すつもり!?」
「ひえっ! ちゃんと返すよ。だから、これっきり縁が切れるわけじゃねぇって」
「約束だからね!」
「出世したら、いやだって言っても呼び寄せるからね!」
「へえい。そんじゃ、あんたもちゃんと出世してくれよ」
「言われるまでもないわよ。もうこんなヘマしないんだからー!!」
「余は、もう秀麗のための王にはなれない。嘘は言えぬから、民のためというのは、正直まだよく分からん。だが、余を支えてくれる悠舜や静蘭や、楸瑛や絳攸、秀麗が、首を掛けてでも追いかけてきてくれるに値する王になりたい。余は、余だけの王の道を見つけて、歩く」
劉輝、本当成長したんだね いつまでも秀麗を待てないのは王として仕方ないけど寂しいねえ
「彩雲国物語」のこと、見る前は逆ハーレムのどうせ女の子向けだろって思ってたんだけど…見てみたら全然違ってた… 恋愛とかそんな話じゃなくて、女性官吏になるため奮闘する姿とか、皆の温かさとか…全て良い話だった… これ原作買おうかしら… でも秀麗の死は悲しいよ…
薄命だったからあんなに皆のために頑張ってたのかな… そういう運命だったのかな
良い作品に出会えて良かった