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ホルマリン漬けの日々

大好きな米津さんのブログを読んで
lineblog.me

そうそう、そうなんだよ米津さん。
なんて思ったこと。

結婚式の準備の中で一番大変だったのは写真の整理だった。
連日自分の写真と向き合っていたんだけど、量が多過ぎたのだ。

私はとにかく大人になりたくない子どもだった。
いつまでも子どもの心を忘れないと誓ったのは7歳の時。
だけど、あんなに強く誓ったときの記憶が数年であやふやになり、どんな心だったかを忘れてしまったと気付いたとき、逆らえない時間の流れに私は屈した。
それでも諦めきれず、私は出来るだけ思い出の中に生きようと決めた。

思い出至上主義。

そう言ってとにかく写真を撮った。
芸術的な写真ではない。
とにかく記録したかったのだ。
不正確な記憶と年々衰えていく記憶力なんて当てにはできなかったから。

そうして撮りためた写真は万単位の枚数だった。
フィルムのカメラなのに修学旅行一回でアルバム3冊分は撮っていたのだから、どれほどそれに執着していたのか分かってもらえるだろうか…。

一瞬一瞬が過ぎていくのを恐れて
口惜しく思っていたから
忘れないように、
思い出せるように
くだらないこともなんでも切り取った。

何が好きで
何に笑って
私はどんな人間だったのか…。

子どもの私を
少女の私を
変わっていく私を
ホルマリンに漬けて
残していく作業に青春を費やした。

大人になんてなりたくなかった。

たくさんの写真は私の人生の証だった。

ブログ

仕事を辞めたごたごたでなんとなく過ぎ去っていたんだけど、2015年の10月でブログを始めて10年経っていた。

SNS全盛期みたいな今、ブログをやっている人って、どんな人たちかしら。

最近めっきり人のブログを見なくなっちゃったから、たまにはまわってみようかな。

ただの人として話ができるのは多分匿名性のあるブログだけだなぁ。

LINEのタイムラインとか
フェイスブックとか
実名に近いものは
何かと発言に気をつけなきゃいけないし
インスタみたいな
オシャレ評価重視は面倒だし、
ツイッターとか
長い文章書けないところは物足りない。

女同士の「私は幸せです」アピも「不幸です」アピも嫌いだし、なんとなく嫉妬してしまう自分にも疲れる。

誰だか分からなかったら
架空の主人公程度に思えるのにね。

目まぐるしく変わっていくネット社会の中で、ブログっていう文化がなくならないことを祈るよ。

風花

少女は踊った。

白く儚げな手足を
ひらりひらりと
軽やかに。

そっと手を差し出した相手は
季節を運ぶ風。

風に乗って、くるくる舞う。

時が過ぎていくことを
愛おしむように
刹那の命を憂うように
少女は舞い踊っていた。
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