続・徒然なるままに
令和4年の農産物輸出、10年連続で過去最高更新、コロナ禍でも中国向けホタテ絶好調 - 産経ニュース
2023/02/03 13:18
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令和4年の農産物輸出、10年連続で過去最高更新、コロナ禍でも中国向けホタテ絶好調 - 産経ニュース

https://www.sankei.com/article/20230203-35S6ZZLHZRNDXK7EUUUILBJDXU/



2023/2/3
東京・霞が関の農林水産省


農林水産省が3日発表した令和4年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年比14・3%増の1兆4148億円となり、10年連続で過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大で上海などでロックダウン(都市封鎖)を実施したにも関わらず、中国向けのホタテ貝の輸出が大幅に拡大。円安の恩恵もあり、ネット通販の普及による個人向け輸出も増え、世界的に知名度が向上したウイスキーや日本酒といった嗜好(しこう)品も全体を押し上げた。

政府は輸出額を7年に2兆円とする目標を前倒しで達成することを目指しており、輸出拡大の余地のある品目に重点を置き、産地や事業者の輸出支援などに力を注ぐ考えだ。野村哲郎農水相は3日の閣議後会見で、「輸出でいい成績を収められたが、輸出品目に偏りがあり、水産物に固定化している。牛肉などの輸出は減っており、分析の必要がある」と述べた。

実際に品目別では、水産物が28・7%増の3004億円で、全体の2割超を占める。その中でも特に高い伸びを示したのがホタテ貝だ。中国のレストランで高級食材としての需要が大きく、生鮮・冷蔵・冷凍などのホタテ貝は年比42・4%増の910億円。貝柱など調整品は2・1倍の168億円となり、ホタテ貝合計で1千億円を超えた。

農産物では日本酒(18・2%増)やウイスキー(21・5%増)といったアルコール飲料が拡大。鳥インフルエンザの影響がありながら鶏卵が42・4%増と好調だったほか、パックご飯の需要が増えているコメ(24・4%増)や青果物(24・3%増)も増加した。合板など林産物(11・9%増)も伸びた。

一方、主要輸出先の米国で物価高による消費減退の影響を受けた牛肉(4・0%減)や、香港の外食規制などにより豚肉(10・6%減)が減少した。

輸出額上位の国・地域は、首位が中国(25・2%増の2783億円)、2位が香港(4・8%減の2086億円)、3位が米国(15・2%増の1939億円)だった。









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