生まれた時からヲタオヤジ


2012年4月23日(Mon) 18時57分

ガンダムの罪(自閉症の間違った認識)

話題:ガンダム


先週、東京お台場に「ガンダムフロント」がお目見えしてニュースとなっている。

ガンダムシリーズ
取り分けアニメファンから「ファースト」と呼ばれる記念すべきシリーズ1作目「機動戦士ガンダム」は

従来のロボットアニメとは違い

・人類同士の思想の違いによる争い
・主人公メカは”特別”なものではなく、あくまで”兵器”
・なぜ人型兵器が必要かなどのリアリティを感じる詳細ディテールの設定

などで「リアルロボット」という新たなジャンルを切り開いた金字塔の作品であることはあまりにも有名であるが、そのファーストガンダムに大きな罪があるのをご存知だろうか?

それは主人公の少年「アムロ・レイ」の設定にある。
これもそれまでのロボットアニメの主人公が

「明るく活発的」

に対して、ガンダムの主人公は今で言えば

「引きこもりがちなオタク少年」

なのだが、それを指して『自閉症』と間違った表現をしていることだ。


アムロがもし本当の自閉症だとしたら、、、
これに関してはとても判りやすい例えが、高機能自閉症の子どもの成長記録をブログにされているお母様の記事にあったので引用したい。


<<以下「むーちゃんのメガネ」から引用>>

アムロ・レイ曹長
ガンダムのパイロット。16歳。
運命でホワイトベースに乗り込むことになった
自閉症の少年。

そうなんです。

当時、私はこの紹介文を読んで、すんなりと納得していました。
「あ、アムロは自閉症の少年。そういえばそうよね。」

初代ガンダムを思い出してみて下さい。
アムロは「自閉症」でしたか?

もし、アムロが本当に自閉症だとしたら、物語はどうなっていたでしょう。

緊急事態でニコニコと笑い、みんなが必死で戦っている時に
「僕、今は戦う気分じゃないの。」
と、自室に行ってしまう。
もしくは、戦いの真っ最中にこだわりが発生。
「これをやってしまわないと、そこにはいけないんだあっ」
艦長の呼び出しをすっぽんと忘れ、
緊急事態のサイレンに驚いて大パニック。
頭を自分で殴りながら暴れて走り回り、他の人に静止して貰って
静かな場所に移動。
上司の作戦の意味が正しく分からず、とんちんかんな行動を取り、
それを叱られて懲りたとしたら、今度は納得が出来るまで
質問攻め。

だけど、ガンダムの操縦だけは抜群(汗)

ブライト
「なんじゃ?あいつは・・・
なんで人の話をちゃんと聞けないのにガンダムの操縦だけはうまいのか・・・
せっかくうまくてもフォーメーションが取れないんじゃ、使えないよなあ・・・
どういう位置づけで働いて貰ったらいいのか、難しいやっちゃのう」

ということになりかねません・・・・・(汗)

昔の人の自閉症の認識。
これ、一体、どこから来たんでしょう?
大体、一番始めに誰が勘違いして伝えていったんでしょう?

<<引用終わり>>

引用記事元
むーちゃんのメガネ<<外部リンク>>

誰が間違ったか?だが、答えは俺の記憶が正しければガンダムの監督「富野 由悠季(とみのよしゆき)」氏である。

富野氏が談話で

「当時、アムロの内向的をアピールする際に、症状をよく理解しないで字面だけで『自閉症』と設定した」

と発言している記憶がある。


後や今現在のアムロ・レイというキャラの解説には「引きこもりがちで内向的な少年」となっているが、
当時リアルタイムでファーストガンダムを見た俺らの世代は俺のようなオタクでなければ、多くが

自閉症=アムロ

と大きな間違いを覚えているのだ。
日本中に流行った作品だけにその罪の大きさは計り知れない。

 




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