皮膚の表面にある表皮には、強靭で丈夫なタンパク質で形成された角質層と呼ばれる部分が覆うような形で存在しています。この角質層を形作っている細胞と細胞の間にできる隙間をモルタルのように埋めているのが話題の「セラミド」と呼ばれる細胞間脂質の一つです。

人の体の中では、途切れることなく生体内酵素によるコラーゲンの分解と新たな合成が繰り返し行われ新しいものにチェンジされています。老化が進むと、この絶妙な兼ね合いが失われてしまい、分解される量の方が増加することになります。

日焼けしてしまった後にまずやるべきことがあります。それこそが、たっぷりの保湿をすること。これがとても需要な行動なのです。加えて、日焼け後すぐだけに限らず、保湿は日課として実行する必要があります。

最近までの研究の結果、プラセンタの多くの有効成分の中には単に多くの栄養成分ばかりにとどまらず、細胞が分裂する現象を適正に制御する作用を持つ成分が組み込まれていることが明らかにされています。

化粧水が持つべき大事な役割は、潤いをプラスすることとはやや違って、肌が持つ生まれつきのうるおう力が適切に活かされていくように、肌の表面の状態を健全に保つことです。

「美容液」と一言でいいますが、色々なタイプがあって、一言で片付けるのはちょっとできないと感じますが、「化粧水と呼ばれるものよりも有効な成分が入れられている」という表現 と同じような感じかもしれません。

美容液とは、そもそも美白とか保湿のような肌に有用な作用を与える成分が十分な濃度で用いられているせいで、どこにでもある基礎化粧品と見比べると製品価格も若干高めです。

化粧水をつける時に、基本的に100回手で叩くようにパッティングするという話を聞いたことがあるかもしれませんが、このようなことはやめた方がいいです。季節要因などで肌が敏感になっている時には毛細血管がうっ血し俗に「赤ら顔」と言われる症状の原因の一つになります。

顔に化粧水をしみこませるやり方として、100回もの回数手でパタパタとパッティングするという方法も存在しますが、このようなことは実行するべきではありません。敏感肌の方は特に毛細血管が破壊されつらい「赤ら顔」の呼び水となります。

潤いを保つための重要アイテムである化粧水を肌に使用する際には、まず程よい量をこぼれないように手のひらのくぼみに乗せ、温めていくような感じで掌に伸ばし、顔全体を覆うようにしてそっと馴染ませていきます。