ブックオフで『観用少女』の新装版を買いました
2016/10/30 10:30
実はこの『観用少女』の最初の単行本の方は大昔全巻買ってたんですが、画像の新装版はだいぶ後で出たもので、単行本に未収録のお話も収録されているという事だったので、気になってはいたのですけど、昨日ブックオフで全3巻が出ていたので、即買っちゃいましたよ
やっぱりこの美麗な絵にはうっとりです
それにしても何度読んでも特に好きなお話はいつも同じなんですよねえ
それは1つは白雪というプランツドールのお話、そしてもう1つはプランツドールに関係あるみたいな謎の生物プラン虫(チュウ)のお話です! プラン虫については別に記事をアップする予定なので、白雪のお話の方を紹介させて頂くと━━
ある宝石商の男が自分のお客が欲しがる『天国の涙』というプランツドールの涙が幻の宝石になったものを求めてプランツドールの店にやって来ます
店主いわく『天国の涙』は奇跡のようなもので自分でプランツドールを育て採取するしかないと
そこで宝石商は『天国の涙』が採れそうな最上級品だが返品されたプランツドールの為値段が下がった『白雪』というプランツドールを手に入れようとするも、プランツドールを手に入れるにはプランツドールに気に入られなければならず、プランツドールが気に入るというのは買い手が来て目覚める事で、宝石商は悪戦苦闘しますが、最終的には宝石商が白雪を本当に大切に思うようになった心が通じて白雪は目覚めて微笑みかけ、無事白雪を手に入れた宝石商は白雪を決して悲しませて泣かせたりしないぞと誓うのでした! あれ? 天国の涙は?というお話でした(笑)
白雪が凄く美しく魅力的なのですよ
ところでプランツドールは少女の人形なのですが、専用のミルクを温めて与えるのみにしないと、育ってしまい可愛くなくなるので要注意なのです
『観用少女』はそんなプランツドールに関する連作の漫画です
この話が成立している1番の理由は、作者川原由美子先生の圧倒的な画力だと思います! プランツドールはどの子もあまりにも現実離れして可愛く綺麗です
川原先生は多作な漫画家ではありませんが、とても良質な作品を昔描かれていました
もう描かれないのかなととても残念に思う方ですね