話題:オリキャラ小説/文章
■「カセン様この度はお誕生日おめでとうございます」
朝早く。カセンがいつもの髪型のセッティングを行っていたところに訪問者が現れた。

その訪問者は何故か何も無いはずのポスターの貼ってある壁のソレをめくり壁の間から現れた。

「メイー・・・・・・・・先輩・・・・・・相変らず神出鬼没ですね・・・・・!!」
少々怒り気に身構えるカセン。
メイはソレを無視するようにてけてけとカセンに近づくと”今日はいい日になるといい”ですね。

とにっこりとしてその手をとった。

「え・・・・・う・・・・うん・・・・///」
突然の出来事に赤くなるカセン。

それがあまりにも可愛らしいと思ったのかメイはもう片手でカセンの頭を抱き寄せるとその頬に舌を寄せる。

余りの出来事に真っ赤になって動けなくなるカセンはフルフルと震えだした。

「おーい・・・!カセンー・・・!!!!」と外の窓の下からその部屋の主を呼ぶ声がした。


「チッ・・・・!邪魔・・・もといカセン様の”王子様”がいらっしゃいましたね・・・・」
メイは本当に嫌だと言うばかりに機嫌を悪そうに目を細めるとそう言ってまたポスターを元に戻すように壁の中へと消えていった。


「・・・・・なんなのよ・・・・・全く・・・・・・・///」
しかし内心妙な恐怖感と興味本位で赤くなった自分のソレは書く仕様がなかった。


そんなわけで今日は2月22日。カセンの誕生日である。


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「ホラ。誕生日プレゼント・・・・同上での大会のときは怖い思いさせたからな。渡しても使わねぇと思うけど防犯ブザーと防犯グッツ・・・・・」

そう言って戒はなんだかごつごつして重そうな包みをカセンに渡した。

「・・・・・・・あ・・・ありがとう。」

正直嬉しくない。せっかくの恋人同士何だからもっとムードあるものが欲しかった。

「そしてコレは俺の気持ちな。」

と最後に戒はカセンに額にキスを落とした。


「・・・・!・・・・・戒・・・・・///」
カセンは恥ずかしそうに額に手を当てると流しがちに目を細めながら小声でソレを望みそうになる。


”もっと・・・・・”触れて欲しいな。単純に・・・・そう願ってしまう。


「ん?どうした?カセン?」
戒は顔を真っ赤にして反応を見せる恋人のその姿に満足げに微笑んでいる。


・・・・・・・・・・・。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜///!!!!!」
思わず沸点の越えたカセンが戒の腕を引っ張り無理やりキスのお返しをしようとした時であった。



ブブブブブブブ・・・・・・!!!

二人の制服のポケットに入っていたスマホがマナーモードでのお知らせを感じさせた。


「・・・・ん・・・・・?あ・・・・・笹目ちゃんからのメールだ・・・・!!!」」
ふっと戒が自分のスマホを取り目線を下に落とすと頭も一緒に下方向へと移動する。

沸点を越えたカセンの努力は空振りに終わった。



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「・・・・・・笹目先輩・・・!!!」

「笹目ちゃん・・・・・!!!!!」
笹目からのメールに呼び出された二人は学校を抜け出し笹目の元へと行く。

本当は麗姫にもメールは言っていたのだが流石に完璧鉄壁の生徒会長様は副会長と会計の身を忘れた二人のようには出歩けなかった。

「びっくりしましたよ!笹目先輩・・・!!!」

「あぁ・・・・俺もびっくりだぜ・・・!」


そういう戒とカセンに笹目も思わずフルフルと身体を震わせながらこういった。
「そうなの。私も今までずっと仲良くしてたのに知らなかった自分が怖い・・・・」


さっき鳳太くんからこっそり教えてもらったんだけど・・・・・・

「今日がメイちゃんの誕生日なんだって・・・・・・・・・・///」

ココは笹目宅。笹目もあまりの出来事につい学校をサボって自宅に二人を呼んでしまった。
毎回の事ながら自分達の誕生日が来ると真っ先にお祝いに来てくれる彼女に自分達はいつもそれに満足をするだけで返したい気持ちを表に考える事は無かった。

それは彼女が神風邸の従者だからかもしれない。ついどこか心の底で壁のようなものをつくっていたのかもしれない。

そう思うと怖くなる。大事な大事な"お友達”の誕生日なのに・・・・・・・・



「・・・・というわけで急遽僕も仕事のほうをお休みさせていただいて・・・・・彼女へのサプライズ計画を立てようかということになったわけですが・・・・」


雪鷹がそういう。

いつもなんだかんだでお世話になっている彼女。メイ。やはり従者という鎖があるためか普通に祝っても受け止めてはくれないかもしれない・・・だから彼女が一番喜ぶものを・・・・・・・・・・・・・

それをサプライズでプレゼントしたいとそう思ったのだ。





「・・・・・というわけで事前に鳳太くんにリストを貰ってきたんだけれども・・・・」

内容は最近彼女が欲しいのかやたら呟いていたという言葉のメモである。

「えっと・・・・」
何が書いてあるんだ・・・・戒がそれを覗く。

「粉ミルク・・・・紙おむつ・・・・おしゃぶり・・・・可愛いベビー服・・・・」


「「「ベビー服・・・!???????」」」
その内容に三人の声が揃った。
「え・・・なんでこんなもの・・・・」

カセンがそういう。

「どっかの知り合いに赤子が生まれてシッターのバイトでもするんじゃねぇの?」

あっけらかんととらえる戒に

「いえ。違います私はおふた方々の"赤ちゃん”が見たいのです・・・・・」



急にふっと低い女性の声が聞こえた。


「「「「メイちゃん・・・・!!!!!!(または猫忍!??猫忍さん!??」」」」

4人それぞれの言い方であったが見事にはもった。



「えぇ・・・・私はそろそろ笹目様・・・カセン様の子供が見たいなと・・・・・」
言ってるメイの手にはがらがらが置いてあった。


「え・・ていうかなんで学校行ってるはずの猫忍が居るんだよ。」
戒がそう突っ込む。


「今朝からなにやら鳳太さまの様子がおかしかったので・・・・・・・・・・・・ちょっとスマホの通話履歴を調べたら笹目様となにやらお話していたようで・・・・鳳太さまの事はリテナに任せて何故かお休みの笹目様を心配してやってきたのです・・・・・・・・・」
と。メイは今度は制服のスカートからおしゃぶりと取り出すと「ハイ」


とそれを戒に咥えさせた。


「は・・!??って・・・何すんだよ!猫忍!!!」
戒がそれを床にたたきつけると「今すぐ赤子が見えないなら旦那様にその役をやっていただいたらどうかと思い・・・・・」


とメイはさらりと返す。


「だ・・・・・だんなさま・・・・」

その言葉に赤くなるカセンと笹目。

”でも・・・・・もし雪鷹さんが・・・・・・そういう格好をして甘えてきてくれたら・・・・・・・・・・・”

”戒の・・・・・世話か・・・・”


何故だか妄想レベルの高くなりつつある二人はついそんな事を考えてしまった。


「って・・・まてまてお前ら!!!!!結局今日は猫忍とカセンの誕生日を祝うんじゃネェのかよ・・・・・!!!」

遅ればせながら戒が突っ込みを入れる。


「じゃぁまず手始めに大人も注文できるお子様ランチが置いてあるお店にでも行って見ますか?」


何が手始めなのか分からないが雪鷹がそういった。


それからの時間は色々散々だった・・・・・。


■NEXT■
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何がやりたいんだろう・・・私・・・。