男の子の成長を願う「端午の節句」という伝統行事があるように、女の子の成長を願う「桃の節句」という伝統行事があります。
貴族のお祭りとして取り入れられた習慣が一般市民の間にも広がり、現在のひな祭りとして行われるようになったのです。
初期のひな祭りの伝統によると、人型に切り取った紙を流していましたが、室町時代に入る頃には現在のように、きれいに着飾った雛人形が登場しています。
現在も雛人形を飾ってひな祭りをお祝いしていますが、雛人形は丁寧に職人が仕上げた最高級品ですから、雛人形を購入するには事前に費用なども計算しておく必要があります。
雛人形にかける予算と相場を考えてみれば、費用を抑えたいところです。
雛人形を手作りしてみるということであれば、用意するものは折り紙だけでも構いません。
雛人形と畳、屏風も折り紙で作ることができ、世界にひとつだけとなるオリジナルの雛人形を作ることができます。
本来の桃の節句は子どもの健康を願う気持ちが大切にされている行事ですから、手作り雛人形でも代用することができるのです。
家庭の事情によって従来の立派な雛人形を飾ることができない家庭でも、手作り雛人形であれば飾る場所を選びません。