東京の国立科学博物館で開催されている、ラスコー壁画展に行ってきました。

行きはいつものように夜行バスだが、寝苦しすぎてほとんど眠れず…。旅行バスがVIPライナーでまだ良かった。
7時頃に着いて、地下街に行ったが、地下の地図を全く覚えていない自分に、自分でも驚いた。

博物館には9時に着いて、閉館までいる予定だったけど、歩き通しで疲れたのと、雪が降ってきたのとで、15時に退館した。

新幹線の中で、壁画展のパンフレットを読むつもりだったが、気付いたら到着していた。爆睡…。

ラスコー壁画展、めちゃ良かったです。
存在じたいは高校の歴史の授業で見たことはあるが、こんなに謎に満ちた芸術品だったとは。

ラスコー壁画は、旧石器時代にクロマニョン人によって描かれた壁画。その辺のありあわせの材料で、その辺の動物を書いてみた…というものでは無かったらしい。
一体何の目的で、何を伝えようとしていたのか…。
そして他にも出土された埋蔵品の数々。
日本の伝統工芸品や、西洋製の骨董品とは、また違った美しさ、面白さがあった。休憩しているバイソンの飾りなんか、どんだけ可愛いんだ…。

同じチケットで、常設展にも行けるので、見に行ってきた。
改装以来初めてだった。
今回は日本館の1階と、地球館全体。

日本館1階のコーナー。渋川春海の業績のコーナーがすぐ目に飛び込んで来て、テンション上がった。係の人が解説しに来てくれた。

渋川春海の書いた星座図は、現代の星座の本に載ってるものと同じなのか、質問してみた。答えはノー。中国の星座図を元にして書いたもので、中国の星座について書かれた本は、現代の書店には、ほとんど売っていない。

当時はやはり西洋の国のほうが力が強かったため、中国星座を採用することがなくなってしまった。こと座に関して、星座図を比較したものを見せてもらったが、中国のほうの星座については、その成り立ちが全く分からないらしい。

正式な記録用にはともかく、楽しむぶんには誰がどう星座を作ろうと自由なはずなんだけどな…。でも記録や書物に残らなければ、後世に伝わることもなく、こうして忘れ去られていくわけで。もったいないことだ。

あと、時計コーナーが大幅縮小されていて悲しかった…。童謡の「大きな古時計」みたいな時計がたくさんあったのに…。その行方も、係の人に聞けば良かったな。

地球館では、剥製の迫力に圧倒されたり相変わらず恐竜化石の写真を撮ったりした。

初めて見に行ったコーナーで感激したのは、古生代の化石。
本と違って、本当の大きさ…というか小ささを直接確かめられた。こんなのがワサワサいる海。。さぞかし愉快だろうな。。

次は春に、大英自然史博物館展で!